史跡

海風にふれる観音の里 南房総・那古寺

2025/7/3

那古寺は南房総の古刹 (こさつ)です。 雨がちな天気の日に訪れました。 お寺の観音堂は、小高い丘の上にあり、眼下に街と海が広がってすばらしい眺めです。 那古山の中腹に立つ坂東三十三番観音札所の結願所で、創建は養老元年(717年)に行基が海中より得た香木で千手観音を刻み、ここに一宇(一棟の建物や家)を建てて祀ったのが始めと伝えられています。 以来、 源頼朝をはじめ、 足利尊氏、 里見義実、 徳川氏らの武家の信仰を集め栄えました。 本尊の木造千手観音立像は、 高さ1.5mのクスの木の一木造です。 ほかに、鎌倉 ...

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