昔と違い 最近の夏は暑いですね。
小さなお子さんのいる家庭では「生活リズムをできるだけ整えたい」と思ってはみても、暑さで寝付けなかったり、寝苦しくて寝不足だったり。
反対にぐっすり寝たのか、日の出とともに起きて 夏バテ気味のお父さんやお母さんを起こしたり・・・。
夏の子どもとの生活はなかなか体力がいります。
夏を乗り切るには睡眠と共に食事も大切になってきますが、大人も子供も ついつい口当たりのいい物や飲み物に手が出てしまいます。
今回は夏という季節をふまえながら「お出かけ先にも安心してもっていけるおにぎり」を紹介したいと思います。
目次
知っておこう。食べ物が腐りやすい条件
1.高温多湿は腐りやすい
食べ物が腐るということは、雑菌が増殖するということです。
菌が増殖しやすい温度が30度~50度といわれています。
これは食べ物だけでなく、水も同じです。
(麦茶は抗菌作用があるカテキンが入っていないので、痛みが早いです。煮だして作ったら 粗熱をとって冷蔵庫に入れましょう)
2.2時間以上持ち歩くときは要注意!
気温がそんなに高くない春の時期でも 長時間常温のまま持ち歩くと食べ物は傷みやすいです。
作ってすぐに食べるのであれば安心ですが、公園など外出先に持っていくときは、できるだけ対策をしましょう。
ご飯の炊き方
殺菌効果のある梅干しやお酢を入れて炊く
お米2~3合に お酢なら小さじ1杯、梅干しなら1粒入れて炊きましょう。
炊き込みご飯は夏のお弁当には不向き
具材が多くて 美味しい炊き込みご飯は子どもも大人も大好きです。
しかし 具が多い分 肉やちくわ、魚、貝など 足が速い食材も多いです。
夏のお弁当には不向きなので 家で食べるようにしましょう。
おにぎり作り
① 粗熱をとる。
炊きたてのごはんは、水分が多く含まれています。アツアツのまま握ると時間がたつにつれてベトベトしてきます。
まずはバットやボールにうすく広げて熱と水分を飛ばします。
② ラップやビニール手袋を使う。素手でおにぎりは握らない。
ちゃんと手を洗ってお料理をしていても 素手で触ると雑菌はついてしまいます。
極力雑菌をつけないために おにぎりはラップで包んで握ったり、手に使い捨てのビニール手袋をつけて作りましょう。
③ 味は濃い目のほうが雑菌の繁殖を防げる。
だからと言って 塩のつけすぎは小さい子の体には負担がかかります。
塩はご飯全体に混ぜないで、おにぎりを形作る時に塩をまぶしましょう。
④ おすすめ具材
・梅干し(これは1番夏のおにぎりに向いています。しかし 味は・・・お子さんの好き好きで。もちろん種は取ってくださいね。)
・ショウガの佃煮(ショウガも抗菌作用があります。)
・塩昆布
・ゴマ塩
・大葉味噌
・塩じゃけ(しっかり焼きましょう)
⑤ 握る時に使ったラップは外して、少しおにぎりを冷ます。
握りたてのおにぎりは、まだ温かいのでラップの表面に 水分が付きます。腐敗のもとになりますので、まずはラップを外して少し冷まします。
出来たおにぎりは新しいラップに包みましょう。
のり付きを食べたい場合は、おにぎりに直には巻かず、別に持っていきましょう。(小さい子はのどに付きやすいので、のりはあまりお勧めしません)
あると便利なおべんとうグッズ&食材アイテム
最近はいろいろなお弁当グッズ・おにぎりグッズ・抗菌のグッズがあり、私も活用しています。
・おにぎりパック
TORUNE 保冷おにぎりケース おにぎり君(1個用) P-3121
ごはん保存容器 おにぎりタイプエアータイト 5個入 PS-AG77
・抗菌シート
お弁当箱に入れて、ウインナーやミートボールなどおかずをつけるときに便利です。
トルネ お弁当抗菌シート るんるんパンダ 30枚入 P-2912
・冷凍のおやつ
① 私はこどもが小さいときは「冷凍バナナ」を入れていました。
むいてから1口大に切って凍らせます。溶けるとちょっと べちょべちょになるので、1時間以内に食べる時のみ。
ブドウの冷凍も子供は好きだったようです。
② 使いやすかったのが 冷凍ゼリー。
こんにゃくゼリーは小さい子には✖。理由は体温で溶けないのでのどに詰まる事故があります(寒天も注意です。)小さいうちはゼラチンでできたものを選びましょう。
森永 フルーツでおいしいやさいジュレ 70g×6個パック [ 1歳頃から 4種 アソート 詰め合わせ ]
チュダー系のゼリーは子どもが中高生になっても 凍らせて保冷剤がわりにとても便利。
わが子は体育会系の部活だったので、よくお弁当につけていました。
(小さい子には量が多いです。大人が少し分けてあげるくらいが丁度いいかも。)
PERFECT VITAMIN 1日分のビタミンゼリー グレープフルーツ味 180g×24袋 ハウスウェルネスフーズ
③ もちろん保冷BAG&保冷材は必需品。
おにぎりにプラスして、小さい密閉容器にスイカを切って入れたり、桃を入れたり。
おやつはやっぱり楽しいですよね。
④ 幼稚園・保育園に入ったら「冷凍枝豆」使えます。
1・2歳の時は誤嚥が心配なので、お弁当にはやめておきましょう。
子どもが大きくなったら冷凍枝豆は お弁当の隅にちょいと入れるにはGOODな食材。
保冷剤や冷凍ゼリーが無いとき お弁当を冷やすのに一役買ってくれます。
今回おにぎりの特集にしてみましたが・・・実は、子供が成長して中・高・大・社会人になっても ずっと おにぎり作っています。
基本だけしっかり覚えておけば 夏の時期も安心して作れるので、みなさんも覚えておいてほしいな。
ちなみに 私の1番好きなおにぎりは、「めんたいこ」です。
よ~く焼かないと 腐敗しやすい代表ですけどね。美味しいから 仕方ない。
食べる場所が変わるだけで 子どもたちはウキウキ。食欲も出ます。
暑い夏 木陰を探して ピクニックシートを敷いて 美味しくおにぎりを食べてください。