いつもは素敵なイルミネーションを見てクリスマス気分を味わうのですが。
今年は趣を変えて「椿山荘のお庭&クリスマスアフタヌーンティー」を楽しもう!と計画。
東京都民割「もっと東京」&全国旅行支援 東京「ただいま東京プラス」のWのサポートプランを見つけて行ってきました。
目次
椿山荘
最寄り駅は東京メトロ 有楽町線「江戸川橋駅」1a出口 徒歩10分
東京メトロ 東西線「早稲田駅」3a出口:徒歩約20分/東京さくらトラム(都電荒川線)「早稲田駅」:徒歩約14分(こちらは坂&階段があります)
ホテル椿山荘東京
江戸時代は千葉久留里藩の下屋敷でした。
江戸時代の頃より「つばきやま」と呼ばれ 椿が自生する景勝地だったこの場所。
明治維新に貢献し日本軍閥の祖と言われた 山縣有朋(やまがた ありとも)が購入し、庭園と邸宅を造り「椿山荘」と命名しました。
当時東京を代表する庭師 岩本勝五郎が施行し、有朋の所有であった小田原古稀庵・京都無隣庵とともに、近代日本庭園の傑作といわれています。
その後 関西財界の藤田組の二代目当主「藤田平太郎男爵」が所有し、藤田鉱業(旧藤田組)から藤田興業の所有となり昭和27年(1952年)ガーデンレストランとして「椿山荘」オープンします。
平成4年に「フォーシーズンズホテル椿山荘 東京」が椿山荘敷地内に開業。
平成25年に「ホテル椿山荘東京」となりました。
江戸川橋の改札を抜けると早速 椿山荘の広告がありました。
いつもはひたすら目白新坂を登っていたのですが、今回は江戸川公園を横切って住宅街にある目白坂を歩きました。
神社があったり、おにぎり屋さんでコーヒーを飲んで一服したり ゆったりと歩いて椿山荘へ。
まずは ロビーでチェックイン。
クリスマスシーズンだったのと 結婚式も数組行われていて受付は15分待ちの表示。
しばし ロビーのクリスマス飾りを見て待っていました。
その後も東京都民割&全国旅行割は別室で受付だったので お部屋までたどり着くには少々時間がかかりました。
椿山荘の客室
今回のプランは≪アフタヌーンティー・朝食付き≫インルームアフタヌーンティーステイ≫
スーペリア(45㎡)シティ/ガーデンビューのお部屋です。
窓を開けると こんな感じです。
眼下には屋内プールが見えていました。
バストイレは広々としていて、シャワーブースもあります。
ビックリしたのが、TV試聴用のタブレットがあり、お風呂に入りながらTVを見ることができます。
いろいろなホテルに泊まっていますが、タブレットがあるのは初めてでした。
ミネラルウォーターのペットボトルが2本、珈琲はカセット式。
種類が3種類あって どれにしようか迷います。
「クリスマスアフタヌーンティー」の予約時間までお庭を散策です。
お庭の東京雲海はすごかった
山縣有朋公爵が財をつぎ込み、趣向を凝らした庭園は、「つばきやま」と言われた面影を残し、都内とは思えないせせらぎの音や瑞々しい緑に囲まれています。
庭園はもともと神田川に沿った目白崖線と呼ばれる崖がこの椿山荘側に入り込んでいたものを利用して、池や川を整備したものです。
*庭園を含む施設の入館は、営業施設を利用するお客限定で入ることができます。
【東京雲海】
国内最大級の霧の庭園の演出です。
大体1回3分くらい 霧が立ち込めて幻想的な風景が楽しめます。
2022年11/11~2023年2/7までは 開業70周年「森のオーロラと祈りの星~アニバーサリーフラッシュ~」を行っています。
【若冲の羅漢石】
伊藤若冲の下絵による五百羅漢の内の約20体。京都南郊 伏見の石峰寺に置かれていたもの(伝)
【幽翠池】
瓢箪型の形が特徴的。
東京雲海が始まると 水面に霧が広がり幻想的な雰囲気です。
ライトアップもきれいです。
【三重塔 「圓通閣」】
国登録有形文化財
三重塔 「圓通閣」三重塔は、もともとは広島県の竹林寺に建てられていたもので、国の登録有形文化財に指定されています。
椿山荘庭園へは大正14年(1925年)、山縣有朋公から庭園を譲り受けた藤田組二代目当主 藤田平太郎男爵によって移築されました。
平成22年 (2010年)には移築後初めての大規模改修を行い、新たに聖観世音菩薩 (しょうかんぜおんぼさつ) が奉安され、このときには 「圓通閣 (えんつうかく)」と名付けられました。
三重塔のある場所からみた「東京雲海」
【五丈滝】
クリスタルチャペル「ルミエール」の奥。
実は滝の裏にも通路があります。
初夏には、蛍を雨天でも見られるようにビオトープができるようです。幻想的でしょうね。
【十三重石塔】
戦国時代の武将で茶人でもあった織田有楽(織田信長の弟)由縁(伝)
高さは4メートル76センチ。花崗岩でできており、第一層に四方仏(弥陀・弥勒・釈迦・薬師)が彫刻されています。
【弁慶橋(通称「赤橋」】
元々「竹裏渓」と呼ばれ孟宗竹林の裏にあった谷に清流が流れていた場所です。
初夏になると ホテル内の飼育施設で育て地元の小学生たちと放流した蛍の幻想的な光が見られます。
【数寄屋造りの料亭「錦水」】
ホテルの建物以外にも庭園内には素敵なお食事処が点在しています。
その中の1つ「錦水」の入り口です。
藤田観光が所有していた大阪 太閤園から移設された ひさご石(愛称: ひょうたん石)
「太閤 秀吉にちなんで太閤石を用い、更にヒョウタンをくり抜いたか。だとすれば面白い」(伝統工芸士 西村大造氏 談)
かわいい瓢箪のくり抜きがアクセントですよね。
【椿山荘の碑】
椿山荘の碑
風光明媚なこの地を気に入った山縣有朋公は、明治11年 (1878年) に土地を入手し、本邸と広大な庭園を造り 「椿山荘」 と名付けました。
明治30年(1897年)に創られた 「椿山荘の碑」 には、この地と出会い、この地を愛した山縣公の感慨が刻まれています。 (総高2m70cm、碑の幅 90cm)
Christmas Afternoon Tea クリスマス アフタヌーンティー
今回のお目当て「ル・ジャルダン」のアフタヌーンティー。
お部屋にくつろいでいたら スタッフさんがテーブルにセッティングされた「アフタヌーンティーセット」を運んできてくれました。
*ハイティースタンドの1段目
クリスマスのチョコステッキが可愛いイチゴジュレ
抹茶クリームタルト/ジンジャーケーキ/オペラ
*2段目
スコーン3種(プレーン/ゆず/ピスタチオとチェリー)
クロテッドクリーム、メープルクロテッドクリーム、ジャムが添えてあり付けて食べます。
*3段目
カニと洋梨とカリフラワーのサラダ レモンヴィネグレット
スモークサーモンのオープンサンド ベアルネーズソース/ミートグラタン
信玄鶏のコンフィと冬野菜のピンチョス
ゆっくりアフタヌーンティーをいただきながら おしゃべりをしていたらあっという間に 日が暮れていました。
ちょっと早いクリスマスを優雅に味わえて しあわせな気分です。
椿山荘の選べる朝食
この宿泊プランを選んだ時 ホームパージには和朝食/洋朝食の2つ、どちらにしようか行くまで悩んでいました。
朝食
【洋朝食 ホテル3階「イル・テアトロ」】 6:30-10:30
季節のフルーツを使用した搾りたてのフレッシュジュースと、お好みのスタイルでお召し上がりいただける卵料理を。
【和朝食 ホテル2階「みゆき」】 7:00-10:00
野菜とお魚を中心に目覚めたばかりの朝の体にやさしい和朝食は天井までの開放感のあるガラス窓越しに庭園を眺めながら。
しかし ホテルのフロントで朝食クーポンと一緒に渡されたものの中に 朝食ビュッフェの案内がありました。
あれこれと食べたい私たちは こちらを選択。
コロナ対策の為 各テーブルは距離をあけ、食べ終わるとテーブルクロスを替える徹底ぶり。
もちろん ビニール手袋をはめて 料理を取ります。
ここでおもしろかったのが ビニール手袋の機械。
センサーで風が吹き込まれて 手を差し入れやすくなるのです。おもしろい。
和食も洋食もあり、オムレツはライブキッチンで作っていただけます。
リンゴのフレッシュジュースも美味しかったのですが、アーモンドミルクがお気に入り。
おかわりしちゃいました。
おすすめはモーニングカレー。ジンジャーがアクセントになっていて おすすめです。
おなかいっぱい朝食をいただいて、お部屋の入り口に置いてあった新聞をゆっくり読んで、チェックアウトの12時まで椿山荘を楽しみました。
今度は蛍の時期に訪れたいですね。