京都の知恩院に納骨に行って来ました。
2023年11月2日の秋の京都は例年より秋の訪れが遅く、例年なら紅葉が見事な時期ですが、まだまだこれからと言う時でした。
知恩院は、浄土宗の総本山の寺院です。
田舎の浄土宗のお寺の慣例では、亡くなった人のお骨は、お墓とお寺と総本山に分骨して納骨されます。
今まで3年に一度位に檀家の親分と和尚さんがツアーを組んで、観光を兼ねてバスで京都まで連れて行ってくれたのですが、コロナ禍ですっかりそのツアーが無くなってしまいました。
各檀家には本山に収める骨壺がいくつも残っているのだと思います。
そんな訳で、今回東京から自力で京都に向かいました。
品川駅につくと「浄土宗開宗850年」の看板が、へえー、そんな年なのぉ。
京都駅に着くとそこにも850年のパネルが・・・。
さて、京都駅からはバスで「知恩院前」まで行きます。
目次
1 国宝 三門
着きました。
普段、観光でも名前を聞かない寺なのでこじんまりとしているのかと思いきや、想像以上に大きな山門(お寺の地図では三解脱(さんげだつ)門を意味する三門と書いてありましたが。)にびっくりです。
知恩院は京都盆地の東方に連なる東山と呼ばれる山岳地帯の一画に建っています。
ですので、本堂まで行くには坂を登らなくてはいけません。
訪問時は特別公開で三門の上には登ることができました。
下から見ると上で人が歩いているのが見えました。
ただ、入場料1000円と言う高額にビビッて入らずじまい。
上層部(楼上)内部は仏堂となっているということでした。
2 御影堂で納骨手続き
階段を上がり切るといよいよ納骨の場所・御影堂があります。
浄土宗の開祖「法然上人」の御影(みえい)を祀ることから、「御影堂(みえいどう)」と呼ばれています。
納骨の手続きをします。事前予約は不要とのことでした。
御影堂の堂内にはいると、左手に受付がありました。
お寺でもらった申し込み用紙にあらかじめ書き込んで渡します。
戒名の横にフリガナを振らなくては、いけませんが、読み方が分からず、命名者である和尚さんに読み方を書いてもらいました。
御影堂の志納所で骨壺と申込用紙、そして冥加料(最も小さいサイズ3寸(9cm)以下の喉仏骨壺で、最低料金の5万円)を奉納します。
冥加料は、納骨の種類によって料金が異なります。
普通納骨、特別納骨、祠堂納骨、永代祠堂納骨の4種類ありますが、今回は一番安い普通納骨です。
金額については、知恩院のHPでも掲載されていません、今回は地元のお寺で確認してきました。
封筒にお金を入れて糊で封をしていきましたが、その場ではさみを入れられ中身を確認された後、下記のお供物を渡され、お経の時間まで待ちます。
また、納骨者も全国から来ていました。
10分程度待って前の組が終わると順番が来ます。
お経の時間は5分位でしたでしょうか。
これで終わりです。
服装は、背広で行きましたが、ジーパンの人も喪服を着てきた人もいました。
3 阿弥陀堂
御影堂から阿弥陀堂へ繋がる廊下です。
阿弥陀堂の手前当たりを歩くとキュッ、キュッと音が鳴りました。
どうやらこの部分は鴬張りのようです。
阿弥陀堂です。
4 宝佛殿
5 納骨堂
お堂の前に蓮の池があります。
橋を渡ると極楽浄土という事でしょうか?
6 大鐘楼
秋の知恩院は、他の観光地に比べ、人も少なく落ち着いて散策できる隠れスポットでした。