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キングの塔(神奈川県庁本庁舎)から見る横浜港

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キングの塔(神奈川県庁本庁舎)・クイーンの塔(横浜税関)・ジャックの塔(横浜市開港記念会館)は、「横浜三塔」と呼ばれでいます。

キングの塔の見学可能時間は、県庁だけに平日の午前8時30分から午後5時15分までのため、今までなかなか行く機会がありませんでした。

今回、平日の休みに神奈川県庁本庁舎を訪れ、念願のキングの塔を屋上で見ることができたので報告します。

残念ながら、現在(2021-12)は工事中でしたので、完全な形で撮影することができませんでした。

 

2021-12のキングの塔は下の写真です。

工事用の足場が組まれていました。

県庁玄関です。

エレベーターで6階に登ると神奈川県庁本庁舎歴史展示室があります。

入場料は無料です。

神奈川県庁本庁舎の歴史とその魅力

神奈川県庁本庁舎は、明治維新直後に本県の前身にあたる横浜裁判所がおかれた初代の本庁舎から数えて4代目の本庁舎です。

この建物は、二代目、三代目の庁舎と同じ場所に、関東大震災後の昭和三年(1928年)に建てられました。

建設にあたっては設計案を広く一般公募する設計競技(こんぺ)が実施され、一等当選した小尾嘉郎の案を元に、神奈川県の建築技師らが実施設計を行い、大林組が施工しました。

鉄骨鉄筋コンクリート地上5階地下1階建てで、その中央部には建物のシンボルである塔が立ち上がっています。

スクラッチスタイルと幾何学模様の装飾からなる外観は、当時流行していたアール・デコ様式の影響を色濃く感じさせるとともに、建物内部ではかつての貴賓室や議場等に創建当初の面影が残されています。昭和の初めに建てられ戦災を乗り越えた建物は、現在国の有形文化財にもなっている貴重な歴史的建造物です。

 

 

昭和3年の俊工時の写真と現代の写真を見比べると、ほぼ当時の外観が維持されているのが分かります。

建設にあたりコンペが行われ、建築家・小尾嘉郎(おびかろう)氏のデザインが採用されました。

資料館では当時応募されたコンペ作品が展示されています。

 

昔と今の玄関の比較です。

竣工時と今の貴賓室

 

屋上です。

手すりのコンクリがひび割れて補修されています。

年代を感じさせますね。

 

屋上からの眺めは最高です。

横浜の大桟橋です。

屋上から撮影したクイーンの塔(横浜税関)です。

右手奥には赤レンガ倉庫も見えます。

横浜税関(神奈川運上所)

安政6年(1859)、幕府は開港のために神奈川奉行所を設けました。

その下で、通関事務のほか、船の入出港手続、洋銀両替、各国領事との交渉や違法行為の取締りなど幅広い業務を取り扱ったのが、神奈川運上所でした。

運上所の庁舎は波止場の中央正面に建てられていました。

明治4年(1871)には運上所業務のうち通関事務などが大蔵省の所管とされ、明治5年(1872)には全国の運上所の名称が「税関」に統一されました。

明治6年(1873)、「横浜税関」となってからの初代本庁舎が初代運上所の建屋があった位置よりやや海側に石造3階建てで建設され、明治16年(1883)にはこの庁舎は神奈川県に譲渡されました。

明治18年(1885)になると、中央に塔を配した煉瓦造2階建の2代目本庁舎が建設されました。

大正12年(1923)、関東大地震により横浜港の港湾施設は壊滅的な被害を受け、昭和9年(1934)に震災の復興事業の一つとして建設されたのが現在の3代目本庁舎です。

この庁舎にそびえる高さ51mのエキゾチックな塔は一般に「クイーンの塔」と呼ばれ、今も広く親しまれています。

 

こちらは屋上から見たジャックの塔(横浜市開港記念会館)です。

キングの塔は工事中でしたが、屋上から見る横浜港のパノラマは素晴らしく登ったかいがありました。

 

 

 

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