博覧強記 史跡

明治神宮御苑 昭憲皇太后の為に植えられた花菖蒲はみごと

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若者でにぎわっている原宿駅を降りてすぐ 明治神宮の杜は都会とは思えない背の高い木々が生い茂るオアシスです。

用事があって訪れることがあったものの 散策目的で訪れたのは今回が初めて。

見事な花菖蒲が咲いていると聞いて、(今年(R4)は暑いから少し時期がずれたかも・・・)と思いつつ 6月中旬に訪れました。

第一鳥居(南参道鳥居)は工事中だったので 工事パネルを横目に見ながら 菖蒲田へ向かいました。

明治神宮の杜にある木々は、明治神宮創建にあたり 全国から献木された10万本の木々が植栽された「人口の森」です。

林学や造園の専門家たちが集まって、100年先の木々が人手を介さず、自然な成長により自らが世代交代を繰り返していく。

「永遠の杜」を目指した壮大な計画は 現在100年を過ぎ 「シイやカシなどの照葉樹が中心となった極相林」となる第4段階が始まっているそうです。

原宿のにぎやかさが嘘のように 静かで空気の清々しさを感じます。

小鳥のさえずりをききながら 木漏れ日の中を歩いていくと御苑の入り口があります。

明治神宮御苑

明治神宮御苑
明治天皇御製
うつせみの代々木の里はしづかにて
都のほかのここちこそすれ
この御苑は江戸時代の初めから、大名加藤家、井伊家の下屋敷の庭園でありましたが、明治初年、皇室のご料地となり明治天皇の思召により、所々模様替えがなされ、昭憲皇太后には、たびたび行啓になられた由緒深い名苑であります。
面積は約83,000平方米(2万5千坪余)で武蔵野特有の面影を残した苑内には、隔雲亭、御釣台、四阿、南池、菖蒲田、清正井などがあり、四季折々の眺めは誠に趣があり、殊に6月に咲き競う御祭神ご遺愛の花菖蒲の美しさは格別です。

もともとこの場所は、江戸時代初期は加藤家、その後は井伊家の下屋敷の庭園で、明治維新以降に宮内省が所轄する御料地となりました。

その後 明治天皇がお体の弱かった昭憲皇太后の運動のために 明治36年ごろ遊歩庭園として整備されました。

明治天皇がこの地に行幸されたのは1回のようですが、昭憲皇太后は9回行啓されて 散策や釣りをお楽しみになったそうです。

今回は東門から入苑して 南池(なんち)を目指します。

南池(なんち)

御社殿の南側にあることから「南池(なんち)」と呼ばれるこの池。

水源は加藤清正が掘った伝わる名湧水「清正井(きよまさのいど)」で 「菖蒲田」を通り、「南池」そして渋谷川に注がれています。

丁度 蓮の花が咲きだしたようで 8月の終わりころまで長く楽しめます。

さすがに暑いので 東屋のベンチに座って持ってきたお茶を飲んで休憩です。

お花を眺めている方も多かったですが、本格的なカメラを持った方もたくさんいました。

お目当ては蓮の花でしょうか。

野鳥もたくさんいたようなので バードウォッチングでしょうか。

菖蒲田

南池と同じく「清正井」から水を引いた「菖蒲田」

造園当初は約80種類の花菖蒲が植えられていたようですが、現在は約150種 1500株。

紫や青、純白、ピンクなど、色とりどりの花を咲かせ 看板には6月上旬~7月上旬と書かれているものの 近年は5月下旬~6月下旬が見ごろのようです。

今回訪れたのは6月中旬。

まだまだ花はありましたが、このところの暑さで 菖蒲は少し最盛期を過ぎていました。

大輪が元気に咲いている菖蒲田は見事でしょうね。来年 リベンジします。

清正井(きよまさのいど)

ここまで来たからには やはりパワースポットの「清正井」に寄って パワーをいただかなくては。

「休日は長蛇の列ができている」ときいていたので 平日の今回は期待できそうです。

この地に下屋敷を構えていた加藤清正が掘ったと伝えられ、一年中絶えることなく湧き出る清水は 南池の水源となり掘り方の巧妙と水質の優秀なことは早くから世に知られていた。

名前の由来の「加藤清正」は江戸時代の有名な武将で、城造りや治水・干拓の技術にも優れていました。

この地はその清正の子「忠広」が住んでいた加藤家の別邸のあった場所です。

「清正井」の水量はおよそ60L/分、水温は年中15度前後の水が湧き出ている「横井戸」です。

関東大震災後に白濁したり、昭和8年の大干ばつの際は水が止まったりしましたが、都内でも珍しい自然な湧水です。

平日でもたくさんの人が 訪れていました。

とても透明度が高い水です。

下に降りて手を洗うこともできます。

ひんやりとして気持ちが良いです。きっと パワーを充電できたはず。

休日や年末年始など混雑するときは 整理券を配布することもあるようなので、

訪れたい方は、都合がつくなら開園(9:00)すぐの朝か、平日がおすすめです。

明治神宮の参道は砂利道だったり、「清正井」は濡れた飛び石だったりするので

歩きやすい滑りにくい靴を履いて 明治神宮御苑の散策を楽しんでください。

御苑以外の散策は 「JR原宿駅から小田急・参宮橋駅まで明治神宮を散策」 でレポートしています。

Nuppe

 

 

 

 

 

 

 

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