ニホニウム:日本発の新元素
こんにちは、皆さん!今日はちょっと科学の話題に触れてみたいと思います。
ご存知の方も多いかもしれませんが、ニホニウム(Nh)という元素についてお話しします。
ニホニウムは、原子番号113の元素で、日本の理化学研究所の森田浩介博士率いるチームによって発見されました。
2016年に正式に「ニホニウム」と命名され、その名前は「日本」を意味する「ニホン」に由来しています。
これは、アジアで初めて発見・命名された元素であり、日本の科学技術の大きな成果と言えるでしょう。
この元素は非常に短命で、生成されてから数ミリ秒から数秒で崩壊してしまいます。
そのため、実験室での生成と観測が非常に難しいのです。
素人としては、この元素何の役に立つの?
と思いますが、やっぱり、現時点では実用的な用途はないようです。
しかし、その発見は原子核物理学や化学の理解を深める手助けとなり、他の未知の元素や物質の特性を探るための基礎となるそうです。
また、こうした研究は、将来的に新しい技術や材料の開発につながる可能性もあるということです。
目次
1 ニホニウム記念碑(Nhモニュメント)
場所は、和光市駅の南口から5分ほど東に行った高速道路(地下にあります)の上にあります。
2 ニホニウム合成・発見記念碑
ニホニウム合成・発見記念碑
ニホニウム (元素記号 Nh、原子番号113) は、2015年12月30日、国際純正・応用化学連合により新元素と認定され、 2016年11月28日その名が永遠に周期表に刻まれた。
この記念碑は、 森田浩介博士をリーダーとする研究グループにより達成されたニホニウム合成・発見の偉業、仁科芳雄博士の伝統を受け継ぐ理化学研究所における加速器研究の功績、 和光市民、 埼玉県民、 日本国民の自然科学に対する深い理解に敬意を表するとともに、 平和と幸福を希求する人々の科学技術の成果への期待を象徴するものとして製作された。
2017年 6月
この記念碑は、理化学研究所の創立百年と和光市 (旧大和町) への移転五十年を記念し、 理化学研究所から和光市に寄贈された。
3 ニホニウム通り
和光市駅から理化学研究所までの道は「ニホニウム通り」と呼ばれています。
https://www.city.wako.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/005/917/1_wako.pdf
元素のプレートが通りに沿って埋め込まれています。
陸橋にもほら、表示があります。
この道を毎朝、毎晩歩いていたら、元素記号に強くなるかも。
理化学研究所の近くには、ホンダの研究所もあります。
理研といえば、STAP細胞で有名な小保方さんがいた所かと思いましたが、小保方さんは神戸市の再生科学総合研究センター(CDB)、現在は生命機能科学研究センター(BDR)の方で研究していました。