OPアンプやコンパレータのように、1つのICに複数の素子が内蔵されている場合の回路図の書き方について説明します。
例として4個入りDIPタイプのコンパレータLM2901を使用します。
下図のように新規部品追加ボタンでLM2901Nを検索して[OK]を押します。
目次
1 部品の置き方
部品を選択するとコンパレータの記号が表示されますので、起きたい場所で左クリックして確定します。
そのまま続けて場所を変えて3回クリックすると、ピン番号違いの単部品を図面上に配置することができます。
対象のICは4つ素子を内蔵していますので、5回目のクリックからは、次の同一形名の2番目のICとして単部品が置かれて行きます。
2 パターン配線時、素子を入れ替えたい時
Gateswapを使います。
ボタンを押してから、入れ替えたい素子(ここでは一番上の素子)の一つをクリックします。
続けて変えたい素子(ここでは二番目の素子)をクリックします。
そうすると、一番目の素子と二番目の素子のピン番号が入れ替わりました。
これで入れ替えは完了です。
3 電源/GND記号を追加したい時
ICの電源とGND間は、よくノイズ吸収用のコンデンサを実装しますので、実装位置を明確にするためにも それぞれピンを回路図に表示したいところです。
この時は、Invokeを使用します。
ボタンを押して、対象部品をクリックすると、「Invoke:****」というウィンドウが現れます。
ここで「Gate」列のPを選択して[OK]を押します。
そうすると、縦棒が2本現れますので、この縦棒を通常は4つの単素子のどれかの素子に重ねます。
配置が終わると、ピン番号が表示されます.
これで電源端子の配置は終了です。