NHK大河「晴天を衝け」の主人公 渋沢栄一の大河ドラマ館などの関連施設(地元ではテーマパークと呼んでいます)のある東京都北区王子の飛鳥山に行って来ました。
飛鳥山は渋沢栄一の邸宅があった山で、山の麓は旧王子製紙の前身である「抄紙会社」が設立された地でもあります。
大河ドラマ館は定員制ですが、土曜日でも混雑はなく予約なしで少し待てば入場できました。
渋沢資料館、清淵文庫、晩香盧は予約なしには入場できません。
見どころはコチラの方があるので、まずは 「渋沢史料館 入館予約」サイトで予約をしてから向かいましょう。
火曜・木曜・土曜の週3回なので、休日に行くのであれば土曜日です。
目次
1 洋紙発祥の地の碑
駅を降りて、すぐ飛鳥山に向かわず、川を挟んで山の反対側にあるサンスクエアの敷地の北側にあります。
渋沢栄一は、パリ万国博覧会に参列する将軍徳川慶喜の弟・昭武に随行し、欧米の近代化を目の当たりにしました。
近代化を盛んにするために知識を高める新聞などの印刷物の普及が必要であり、洋紙製造事業をすべきと考え、江戸時代からの両替商三井組・小野組・島田組に、資本を集めて製紙業を起業するように説得し、明治8年この地で「抄紙会社」洋紙製造工場をスタートさせました。
工場一帯は第二次世界大戦中の昭和20年空襲で焼失し閉鎖されました。
2 飛鳥山
「洋紙発祥の地の碑」を見た後で、飛鳥山へ向かいます。
2.1 モノレール
別に、乗らなくても歩いても大した山ではないので歩いて昇れば良いのですが、無料なので試しに乗ってみましょう。2分で到着します。
モノレール前には人が並んでいますので、待つ時間の方が長かったです。
モノレールの中から、下を見下ろした風景です。
山頂駅はこんな感じです。
2.2 渋沢資料館
資料館の予約は1ヶ月前にしました。
入口の左に、ひっそりと渋沢栄一の石像が飾られています。
陰に隠れて展示されているので気が付かない来館者もいると思います。
展示は、年代ごとに、写真とその説明書きです。
展示パネルの真横から見ると、
ゆかりの建築物が現れます。
でもその建物が何であるかはわかりませんでした。
2.3 旧渋沢庭園
資料館の見学を終え、旧渋沢庭園に向かいます。
庭園の芝生では、TVの撮影でしょうか、渋沢栄一の恰好をした役者さんとクルーが撮影していました。
渋沢栄一の銅像です。顔形から若い時の像ですね。
2.4 清淵文庫(せいえんぶんこ)
庭園内にある青淵文庫は、渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて竜門社(渋沢栄一財団の前身)が「論語」をはじめ多くの漢籍を保管するために寄贈した鉄筋コンクリートの建物です。1925(大正14)年の竣工で、栄一の書庫として、また接客の場としても使用されました。
渋沢家の家紋「丸に違い柏」に因んで柏の葉をデザインしたステンドグラスやタイルが非常に美しい洋館です。
2.5 晩香廬(ばんこうろ)
同じく庭園内にある晩香廬は、渋沢栄一の喜寿を祝って現在の清水建設(株)が贈った洋風茶室です。1917(大正6)年の竣工で、丈夫な栗材を用いて丹念に作られ、暖炉・薪入れ・火鉢などの調度品、机・椅子などの家具にも、設計者の細やかな心遣いが見られます。
晩香廬は内外の賓客を迎えるレセプション・ルームとして使用されました。
青淵文庫とともに、国の重要文化財に指定されています。
2.6 大河ドラマ館
チケット売り場で、密にならないように配慮された入場時間指定付の入場券を購入しました。
このチケットで同じ建物の中にある博物館も見学できます。
あらかじめ予約もできたようです。
「えいいちくん」がお出迎えしてくれます。
館内の入口です。
徳川慶喜役の草彅 剛
主人公で渋沢栄一役の吉沢 亮
栄一の従妹でのちの妻・尾高千代役の橋本 愛
の3人がでむかえてくれます。
ちゃんとソーシャルディスタンスをとってますね。
ドラマの衣装の展示です。
橋本愛の花嫁衣裳はこちら
吉沢亮の道着はこちら。
橋本 愛の衣装です。
徳川斉昭(竹中直人)の甲冑です。
「なりきり一万円札」は、ブース内で撮影した自分の顔が一万円札の肖像になるアプリです。
この大河ドラマ館の目玉です。
3 旧醸造試験所第一工場
旧醸造試験所第一工場は、飛鳥山の西にあります。
醸造技術の研究・発展を目指し、明治37年5月に創設された大蔵省醸造試験所の清酒醸造試験工場として設立されました。
工場のレンガは渋沢栄一らが設立した日本煉瓦製造会社の上敷免工場(現:埼玉県深谷市)で作られたものです。
4 都電荒川線
飛鳥山を通る都電荒川線にはドラマ館の宣伝がありました。
2021-12-26閉館に伴い、都電のラベルにも閉館のお知らせが追加されました。
「晴天を衝け」の大河ドラマ館は埼玉県深谷市にもあります。
そちらのブログは こちら です。