可愛い赤ちゃんがミルクやおっぱいだけでなく、離乳食をパクパク食べてくれると お母さんは嬉しいですよね。
まだまだ体が未熟な赤ちゃんは、味の濃いものは体に負担がかかってNG。
でも 素材を生かした薄味のものは ちょっと食が進まない。
そして、パサパサしたり水気の多いスープなど飲み込むのがうまくいかない様子。
そんな時 離乳食にひと手間加えてとろみをつけると、飲み込みやすくなったり、スープが絡んで味を感じさせてくれます。
今回は料理に合わせたとろみを付ける素材(とろみづけ)を紹介しましょう。
目次
昔ながらのとろみづけ
片栗粉
これは昔からよく使われている定番のとろみ付け素材です。
・片栗粉1:水3の割合で、作った水溶き片栗粉を少しずつ加えながら 料理を加熱していきとろみをつけます。
・料理にそのまま入れるとダマになり、温度が下がると とろみが弱くなります。
くず粉
くずの根を粉にしていて、希少な素材のためちょっとお高め。
・くず粉1:水3の割合で溶かした水溶きくず粉を少しずつ加えながら 料理を加熱してとろみをつけます。
・消化吸収が良く 体を温める作用があります。料理が冷めてもとろみは持続します。
米粉
米粉は上新粉(うるち米)を使用します。
・米粉1:水3の割合で溶かしたものを 料理に少しずつ加えながらとろみをつけます。
・料理が冷めてもとろみは持続します。グルテンフリーのシチューやお菓子作りにも多く利用されます。
これは便利! ダマにならないとろみづけ
昔ながらの片栗粉や葛粉は、ダマになりやすくて水溶きの手間が面倒くさいです。
最近は「そのまま料理に振りかけるだけで とろみがつく粉」がたくさん開発されて とても便利です。
おまけ
「自分でスプーンを持ちたい」「茶碗を持ちたい」「たべたい」離乳食が進んでくると、食べたい・自分でやりたい意欲も高まってきます。
そんな時 とろみがついた料理は、のどごしや薄味にできることもそうですが、スプーン初級の赤ちゃんたちが口まで離乳食を運ぶのに落ちにくいという利点があります。
上手にスプーンですくえなくても、スプーンの底や端についたとろみが口に入るだけで(自分で食べている)満足感が得られます。
「(赤ちゃんが)自分で結構食べてくれるから うちは納豆ご飯が多いんです。」と言っていたお母さんがいました。
スプーンで一生懸命すくってご飯をモリモリ食べている姿が思い浮かべられます。
今回は「とろみづけ」について書いてみました。
梅雨時期や暑くなってくると 大人も子供も食欲が落ちがちですが、上手にとろみを使って 赤ちゃんが美味しく食べてくれるといいですね。