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円貨建債券を買って運用してみた

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先日、ネット証券会社から購入した円貨建債券の「早期償還決定」なるもののメールを受け取りました。

「仕組債」早期償還決定のお知らせ

平素は格別のご高配を賜わり、厚く御礼申し上げます。 お客さまが保有されている債券の早期償還が決定いたしました。「仕組債 保有銘柄 一覧」が更新されておりますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。

購入が2020-3-10で満期は半年後の2020-9-11の予定でしたので、秋までは償還されないと考えていました。しかしながら、今回は、中間利払い日の2020-6-11で終了とのことです。銀行に入れておいても利息はほとんどないし、かといって株に投資すると損しそうだし、とりあえず円貨建債券であれば、多少は利息もよく運用できそうだと考え、利率5%(税前)の数字を頼りに購入したものです。ここでは仕組債と呼ばれる債権の仕組みと、今回早期償還することになった債権の購入から償還までを株価の推移とともに分析します。仕組債は、安全な債権ではなく、リスクの高い商品です。

1        改めて「仕組債」の仕組み

証券会社で購入する円貨建債券(仕組債)とはどういうものか説明します。

債権の対象は、大手の会社の株または、投資信託です。証券会社が一括購入し、投資家に債権として分配する形式です。

基本的な動きを下のグラフをもとに各パータンに分けて表で説明します。

使っている用語はわかりやすいように証券会社が使っている用語を多少変えています。

用語の説明

償還:投資したお金が利息と一緒に返って来ます。

早期償還:満期になる前にお金が利息と一緒に返って来ます。

早期償還価格:この価格をあらかじめ決められた満期前の日に株価がこの価格をうわまわっていた時は早期償還されます。

早期償還日:満期になる前に早期償還するかどうか判断する日で、たいていは利払日になります。

ノックイン価格:債権保有中に株価がこの価格以下になると償還条件が変わります。

 

No 償還タイプ ノックイン価格割れの時期あり 返還金 利息
1 早期償還 元金 満期日を含め複数回指定期日が設定され、期日毎に支払われます。
2 早期償還 元金
3 満期償還 元金
4 満期償還 元金
5 額面割れで満期償還 ・EB債(他社株転換可能債券)では

元金は株券になります。しかも購入時の時価で株券が渡されます。100株とか購入単位がありますので、端数は現金になります。

 

・株価連動債

元金は購入した時の株数分が償還日の時価になって戻ってきます。

 

1        購入した仕組債の動き

さて、今回実際に購入した仕組債の対象となる会社の株価を、申込日から順番に見てみましょう。

購入価格 3353円

早期償還価格は    購入価格の105% で3415.65円

ノックオン価格は 購入価格の 80%  で2602.4円です。

 

日にち 日にち 株価終値 (円)
申込日 2020-2-20 4189
購入日 2020-3-10 3352
ノックイン発生 2020-3-19 2566.5
早期償還決定日 2020-6-4 3662
早期償還日 2020-6-11 --------

申込日が2/20でその時の株価が4189円です。しかしながら購入日はコロナウィルスで7都府県に緊急事態宣言の出た3/7直後で、申し込み時から大きく下落しています。さらに緊急事態宣言が全国に拡大された3/16直後にはさらに株価は下落し、とうとうノックイン価格を割り込んでしまいました。この時点で株価を見るのが嫌になって、全く見てなかったので、「早期償還」のメールが来た時はびっくりしました。チャートをみると分かるように5/25,26あたりから強い上昇カーブを描いています。北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉の5都道県で継続されていた緊急事態宣言が解除されたのが大きく、気分的に買いが入った結果だと思われます。株価の動きも東京、大阪の状況で大きく変わるということですね。

こうしてグラフかしてみると、早期償還の基準値が105%になっていますので、この仕組債の場合は少しでも株価が上がれば、元金を戻して終了してしまいます。

基本的に早期償還の基準は105%とか110%になっています。

逆にノックインの値は、今回は80%でしたが、ものによっては70%とか60%のものも見られます。

この値は低い方が投資家にとっては有利なのですが、対象の株が安定株か、変動の大きな株かによって違いますので一概に低いものの方が有利という訳ではありません。

金利については条件が付く場合があります。株価が下がったときは低く、高い時には高く、毎利息支払い日ごとに利率を設定しているものもあります。

今回の仕組債では、コロナの影響で株価全体に沈み込む局面で購入を決定したため、株価を見ていて少なからず後悔しましたが、結果的には、相場も力強くもどり、早期償還価格を上回ることになったので一安心でした。もう1ヶ月早いタイミングで購入していたら元本割れの可能性もありました。

債権というと国債のイメージが強く、買っておけば、とりあえず元本は安全だと思われる方もいると思いますが、今回の仕組債については、損することもあるということを念頭に置く必要があります。株に投資するよりはリスクは低いですが、もし、コロナの真っただ中で満期を迎えた仕組債をもっていたらダメージは大きいのではないでしょうか。

特に、今般、ネットで株や債券を取引する個人が増えましたので、ろくに仕組みも理解しないままポチるケースも多いかと思います。考えても、未来のことですから、購入後の動きはどうなるかはわかりませんが、株を購入するときと同じで、損するかもしれないという覚悟が必要です。 基本的にはリスクの高い商品です。

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