博覧強記

東京街歩き:神田川の源流・井の頭池を散策

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1      神田川の源流・井の頭池

神田川は、東京都三鷹市井の頭恩賜公園内にある井の頭池に源を発し東へ流れ、台東区、中央区と墨田区の境界にある両国橋脇で隅田川に合流します。

本地図は許可を得て掲載しています。  http://www.mport.info/kandagawa/intro.htm

江戸時代に江戸市中の飲料水を確保するために、現在の神田川の水路に上水が引かれてからは上流を神田上水、下流を江戸川と呼び、さらに開削された神田山から下流は神田川と呼ばれるようになりました。

もともと神田上水は1590年(天正18年)に徳川家康の命を受けた、大久保藤五郎によって小石川上水として開かれました。

この上水道がその後発展・拡張し神田上水になりました。

上水を作る苦労の様子は、門井慶喜の「家康、江戸を建てる」でも紹介されています。

本書では、上水だけでなく、河川の治水や、貨幣統一、江戸城の石垣の切り出しなど江戸のインフラ整備の様子が興味深く書かれており、フィクションの部分もあるとは思いますがとても面白い小説です。

 

明治になり神田上水が廃止されてからは上流も神田川と呼ばれるようになり、昭和の河川法改正によって江戸川の呼称が無くなり、全て神田川で統一されました。

今でも地下鉄の駅に「江戸川橋」がありますが、かつての川の呼称の名残です。

 

さて、神田川の源流である井の頭池ですが、下の写真のようなところです。

京王井の頭線の吉祥寺駅の一つ手前の「井の頭公園」駅は公園直結です。

池に浮かぶスワンやボートは、沢山のカップルが乗り、晴れた日のデートコースになっています。

また、桜の季節は公園中に桜が乱れ咲きとても見事です。

東京都・建設局の地図では、井の頭池の東側、「井の頭公園駅」の近くに神田川の起点があります。

https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/seibuk/inokashira/kouenannai.html

そして、下の写真がその起点を撮影したものです。

随分な小川ですが、ここから他の川と合流して行って都内を流れるあの太い神田川になります。

この神田川をずっと下っていくとJR水道橋駅近くに神田上水の碑がありますが、そちらは下記のブログで報告しています。

東京街歩き:神田川に架かっていた神田上水の水道橋跡

また、神田川については「東京エキストラNOTES■やなけん」さんの書いた

http://www.mport.info/kandagawa/intro/introduction.htm が参考になります。

2      井の頭公園内にある他の施設

2.1      小さい秋見つけたの碑

有名な童謡「ちいさい秋みつけた」のメロディーは作曲家の中田喜直氏が、井の頭恩賜公園を散策していた時に生まれました。

井の頭池の畔に建っているピアノをモチーフにした歌碑には、「ちいさい秋みつけた」の歌詞が刻まれています。

「ちいさい秋みつけた」の碑

中田喜直 生誕90周年記念

中田喜直は、「めだかの学校」「夏の思い出」など、今日まで歌い継がれている数々の名曲を残した日本を代表する作曲家です。

昭和20年代前半に三鷹市に居を構え、四季の美しい武蔵野の自然を愛し、都立井の頭恩賜公園を散策していた時に生まれたのが、「ちいさい秋みつけた」のメロディーです。

創作活動の際にはアップライトピアノを使用し、日本人の体形にあったピアノの必要性を訴え、その製作に尽力したとのことです。

この中田喜直の直筆譜が刻まれている「ちいさい秋みつけた」の歌碑は、中田喜直生誕90周年を迎えるにあたり、氏の業績を讃えて記念するとともに、広く後世に伝えていきたいという願いを込めて、一般の皆様からのご寄附募り、三鷹市が建立したものです。

2.2      井の頭池遺跡群

見たところ、遺跡の痕跡はありません。

この看板だけでした。

東京都指定遺跡 井の頭池遺跡群

井の頭遺跡群は、井の頭池周辺の武蔵野市、三鷹市にまたがる大規模な遺跡群です。

明治20年(1887)には学会に紹介された著名な遺跡です。

井之頭恩賜公園のうち、池周辺は「井の頭池(神田上水水源地)」として旧跡指定されており、外周の高台から斜面にかけての約5.5万平方メートルが史跡に指定されています。

昭和37.38年に武蔵野市史編纂事業などにより発掘調査され、縄文時代中期から後期の竪穴式住居3軒、敷石住居跡1軒などが発見されています。

遺跡周辺は宅地化が進み、史跡内は公園のため開発事業ができないことから、全体像は良くわかっていません。

井の頭遺跡群全体では縄文時代の住居跡60軒以上や旧石器時代の遺物などが発見されています。

また、中世段階の遺構や遺物も検出されています。

武蔵野台地に見られる湧水池周辺の旧石器・縄文時代の代表的な遺跡といえます。

平成22年3月建設 東京都教育委員会

 

そういえば、ブラタモリ「渋谷」編(2021-10-9放送)でも、「古代人は池のほとりに居を構え生活していた。」と言ってましたので、昔からあった池でしたら周辺は絶好の生活環境だったのかもしれません。

2.3     弁財天

湖畔に建つ弁財天は井の頭公園のランドマークです。

沢山の人が、お参りに来ていました。

また、周辺には江戸時代に造られた石造物が昔ながらに置かれています。

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