美術館/博物館

新宿 SOMPO美術館 山下清展は凄い!

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梅雨明け前から 35度を超える猛暑日が 何日も。

外出は避けたいけれども せっかくの休日。

新宿駅から近めの美術館 「SOMPO美術館」久々に訪れることにしました。

SOMPO美術館

〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1Tel : 050-5541-8600(ハローダイヤル)

安田火災海上(現:損保ジャパン)と縁の深い東郷青児が協力し、自作200点やコレクションを提供。

安田火災海上本社ビル(現:損保ジャパン本社ビル)の42階に東郷青児美術館として開館しました。

その後2020年7月、本社敷地内に別棟を新築して移転オープンしています。

所蔵の約53億円で落札した「ゴッホの『ひまわり』」は有名。

新宿駅を降りて A18出口を目指していけば ほとんど地下道を歩いて行けます。

「新宿駅から5分」とHPには書いてあるけど、電車を降りて地図を見ながら出口を探すと・・・ 10分以上はかかってました。

生誕100年 山下清展

生誕100年 山下清展ー百年目の大回想

開催期間:2023.06.24(土)- 09.10(日) 月曜休館(入れ替え日など不定期休みあり)

開館時間:10:00~18:00

観覧料:大人 ¥1400 大学生 \1100 小中高生 無料

*写真撮影は基本NG。ただ パーテーションになっているタペストリーやエレベーター壁のイラストは可。

また 常設のゴッホ「ひまわり」や東郷青児の作品など撮影OKなものもあります。

【山下清 (1922-1971)】

幼い頃の病気の後遺症(軽い言語障害、知的障害)を持ち、放浪の天才画家として知られる。

ドラマなどでは画材を持ち歩いているイメージがついているが、驚異的な映像記憶力の持ち主で、

スケッチやメモを取らずとも、旅先で見た風景を細部まで正確に思い出すことができた。

貼り絵などの作品は八幡学園(施設)や実家に帰った時に記憶をもとに製作していた。

スイスの町

自分の顔

パリのエッフェル塔

【感想】 今回の展覧会は、山下清の代表的な貼絵の作品だけではなく、子供時代の鉛筆画や貼り絵、後年に描かれた油彩、陶磁器、ペン画などがたくさんありました。 色鮮やかで温かみのある作品をよく見ると 点描画のように小さな紙片が1枚1枚貼り合わせてあって、集中力の高さにおどろかされます。 作品の横にはその時々に 施設の先生や母親に語った言葉も書かれていて、思わずクスッと笑ったり、(その通りだよね)と素直な心に感心したり。 清の才能が世に認められだして、自由気ままな放浪が出来なくなって、心配した母や八幡学園の学園長と交わした「放浪を辞める誓い」は (みんなが心配するから 放浪のクセをやめる。でも やめられるかなぁ やめるぞ)という気持ちが一生懸命書いてありました。 細かい手作業の作品がいっぱいで、1つ1つ鑑賞するのに時間がかかりました。 そして 山下清のことばも見逃せない。時間に余裕をもって鑑賞することをお勧めします。

「生誕100年 山下清展 百年目の大回想」この後の巡回

・宮崎県立美術館 2023/10/7~11/26

・新居浜市美術館 2023/12/2~2024/1/21

・佐賀県立美術館 2024/3/16~5/12

所蔵展示

この日の展覧会 所蔵作品の展示は3つありました。

・フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》

・東郷青児《望郷》

・グランマ・モーゼス《さあ、ボートに乗りに行こう》

「日本のゴッホ」と称された山下清展を観た後に 本物のゴッホの作品を観られるのは ホント贅沢な時間です。 東郷青児の所蔵作品はたくさんあるのだから もう少し観たかったかも。 でも 山下清の作品が190点に旅に持参したリュックや浴衣、所蔵していた画集などの関連資料もあるから仕方ないですね。暑い夏こそ 美術館巡りおすすめです。

Nuppe

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