美術館/博物館

福井県立恐竜博物館#1

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2024-03-16に北陸新幹線が敦賀まで延び、福井も東京から3時間弱で行けるようになりました。

早速、新幹線を使って福井県立恐竜博物館に行って来ました。

昨年夏(2023年7月14日)リニューアルオープンし、新館が増築されました。

 

博物館へは、福井駅からえちぜん鉄道(通称:えち鉄)で勝山駅まで行って、そこからバスで向かいます。時間にして1時間15分。

 

1        えちぜん鉄道

 

えちぜん鉄道福井駅で、恐竜交通セット券を購入。

恐竜博物館の予約時間に合わせて電車ににります。

この切符は えち鉄と、勝山市内のバス乗り放題の券です。

福井駅―勝山駅 820円  勝山駅―博物館前 300円なので

往復で2240円かかります。540円お得でした。

えち鉄構内のベンチにはワニの博士が、この博士は博物館でも屋外展示に何か所か出てきます。

構内の壁面のステンドグラスです。

鮮やかなパネルには、恐竜たちはもちろんんこと福井を代表する観光地、福井城、朝倉屋敷、永平寺、東尋坊のほか福井県のマスコットキャラクター「はぴりゅう」も描かれています。

これが、えち鉄の車両です。

一日一便、観光用に前後の車内にそれぞれ、恐竜のフィギュアで飾られた「ジュラシックゾーン」と化石展示のある「化石発掘ゾーン」をテーマに造られた恐竜列車も運行しています。

列車には珍しく車掌さんがいて、キャラクター商品を販売していました。

勝山駅に着きました。

 

プラットフォームには恐竜の足跡。博物館に近づいた感を掻き立ててくれます。

 

待合室には、恐竜の骨の壁紙。

2000年に学名が与えられた肉食恐竜「フクイラプトル」の全身骨格の画像です。

案内板もありました。

博物館はここから5km。フクイラプトルの足で5657歩とのこと。

勝山駅の外観です。

あら、駅前も恐竜がお出迎えです。

2       いざ、恐竜博物館へ

博物館ゆきのバス。

バス路線の道路脇にも恐竜がお出迎えしてくれます。

 

駅の待合室にあった骨格の絵の「フクイラプトル」の皮付き。(バスの車窓から)

こちらは、まだ作業途中のチラノと思いましたが、「ティラノサウルスをモデルにした仮想の恐竜」ホワイトザウルスという事でした。

 

雪の降る中博物館のドームが見えてきました。

 

もうすぐ入口。

そして左折して入口のゲート。

これもフクイラプトルかな?

こちらはチラノ

到着しました。

離れた所にチラノが。

こちらが、昨年できた新館。

ワニ博士は、左手にハンマーを持って化石を掘り出しています。

どうぞ、いらっしゃい。

博物館の上には広場があります。

屋上に展示されたティラノザウルス・レックスの化石の標本です。

アメリカ・モンタナ州で発見されたもののレプリカです。

ティラノサウルスの正式な学名はティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus・rex、T・レックス)とのこと。

昔、角川映画で『REX 恐竜物語』と言うのがあったけれど、なぜREXという名前だったのか今になって分かりました。

そして主人公はティラノサウルスを育てていたんだと。

 

 

ワニ博士はふくちゃんの頭骨を持っています。

ふくちゃんは、映像シアターの「かいけつゾロリ」に登場する、お母さんからはぐれた子供の恐竜です。

派手なバスが止まったのでカメラでパチリ。

 

3        えちぜん鉄道勝山駅

 

再び勝山駅に戻り、その由緒正しい駅舎を見ました。

大正三年に建てられたもので文化財になっています。

---かつやまロマン---

勝山駅舎とホーム待合所

勝山駅舎は、大正三年(一九一四)に開業した京都電灯株式会社越前電気鉄道の駅舎のひとつとして、同じ年に建てられました。

駅舎の中心となる部分(主屋)は、桁行八間半(十五・三メートル)、梁間三間(五・六メートル)で、北・東・西の三面に吹き放しの下屋がつきます。

南面に張り出した一段低い別棟の下屋(桁行四間(七・二メートル)、梁間三間(五・六メートル))は、昭和時代に増設されたものです。

屋根の組み方は、日本の伝統的な技術である「和小屋」と西欧建築の技術をとりいれた「洋小屋」をあわせた形になっています。

勝山駅舎は、約一世紀に渡り、勝山市の鉄道玄関口として、多くの市民や来訪者を見送り、また迎えてきました。

そして、沿線の風景と合わせて、そのたたずまいは、勝山市民の心の原風景ともなっており、平成十六年(二〇〇四)に、ホーム待合所と合わせて国の登録有形文化財となっています。

 

-----「はたや」のまち 勝山をささえた---

電気機関車『テキ6』

大正三年(一九一四)、京都電灯株式会社は、北陸初の電気鉄道として「越前電気鉄道」を開業しました。

しかし、開業期に導入した機関車や電動客車は、どれも小さく、力もなかったため、輸送力が不足するようになってきました。

そこで同社は、大正九年(一九二〇)に自社設計の電気機関車「テキ6・7・8・9」の四台を、同じ仕様で大正十二年(一九二三)に「テキ10・11」の二台を製造し、貨物輸送車として福井 勝山・大野間の織物製品や木材などを運び続けてきました。

そして「テキ」は、昭和五十五年(一九八〇)に六十才で現役を引退し、福井口車庫で車両の入替え作業用として残されてきました。

この「テキ」が、旅客会社で所有する動態可能な電気機関車では、日本最古のものであることを紹介したのは、東京交通博物館に勤めておられた故岸由一郎学芸員で、その後多くの鉄道ファンに注目され愛されてきました。

平成二十三年(二〇一一)、「テキ6」は、えちぜん鉄道株式会社から勝山市に寄贈され、勝山市の発展に寄与した貴重な産業遺産として、また現在でも動かすことができる日本最古級の電気機関車として、ここ勝山駅に動態可能な状態で保存・展示することとなりました。

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昔活躍していた電車で今も運転可能とのことです。

勝山駅、恐竜博物館の屋外展示を中心にまとめました。

屋内展示は次の記事で。

 

 

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