美術館/博物館

東京街歩き:サザエさんの生まれた街 世田谷の長谷川町子美術館

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「天高く 馬肥える秋」です。サザエさんなら焼き芋のトラックを追いかけて、お財布を忘れている映像が浮かびます。

国民的アニメ「サザエさん」の長谷川町子先生の長谷川町子美術館&長谷川町子記念館を訪れました。

サザエさん

国道247号を少し入った閑静な住宅街。そこに 長谷川町子美術館&記念館があります。

美術館には身障者の方用にしか駐車場がないので、近隣のパーキングを利用するか、バス・電車を利用します。

美術館の外観は街並みにマッチした落ち着いた茶色ですが・・・・。たくさんの警備員さんが立っていて(ギョッ)とします。

「どなたか皇室の方か政治家でも来ているの?」と思わずつぶやいてしまった。

コロナ対策の為と道路横断などの交通整理の為のようですが、それでも多い。あの制服姿で入口に5~6人は重々しすぎる。

せめて エプロン姿とか、子ども病院のような柔らかめの色にするとかないのでしょうかねぇ。

まずは体温チェック&アルコール消毒をしたら 美術館の入口でチケットを買います。

長谷川町子美術館

長谷川町子美術館

長谷川町子美術館

この美術館は長谷川町子さんとその姉 毱子(まりこ)さん 二人で収集した美術品や工芸品を展示するために建てられました。

オープン当時は自分の作品を展示することは考えていなかったようですが、ファンの熱い要望もあり、美術館の一角に「町子コーナー」を作ったようです。

1階・2階になっており、入るとまず絵画や柿右衛門の壺や皿などの磁器が飾られています。

思いもよらぬ美術品でしたが、ゆったりと鑑賞出来ておすすめです。

2階の「アニメの部屋」には作品の原稿や今週末に放送予定の「サザエさん」3の作品題名が書かれていました。

磯野家の家の模型は間取りが分かって面白かったです。

長谷川町子記念館

美術館と道路を挟んでお迎えに立っているのが 長谷川町子記念館です。

若いころから絵を描くことを生業としながら 美術に親しんできた長谷川姉妹が、所蔵する美術品を展示するために作った美術館でしたが、長谷川町子生誕百年を迎え長谷川町子の世界を展示するための長谷川記念館を2020年7月にオープンしました。

長谷川町子記念館

入口では「意地悪ばあさんと長谷川町子さん、サザエさん」の銅像が仲良く世間話をしながらお出迎えしてくれます。

意地悪ばあさんと長谷川町子さん、サザエさん

1階 常設展示室「町子の作品」

楽しい入口です。長谷川町子作品のキャラクターがお出迎えしてくれます。

町子の作品

サザエさん

こじんまりした記念館ですが、最新技術が取り入れられており、タッチペンで呼び出すデジタル化された作品が読めたり、自分で描いた絵が黒板に見立てた壁にデジタル化され映し出されたりします。

小さい子が「ケンケンパ」で遊べるように、変化していく〇もおもしろい。絵本が読めるスペースもあります。

町子の作品

町子の作品

長谷川町子の作品

2階 常設展示室「町子の生涯」

こちらは写真NGなのが残念ですが、入口に絵文字をふんだんに入れた「町子の生涯」を紹介した文章が映像で映し出されています。これを読めば長谷川町子が良く分かる。見逃さすに読んでください。おすすめです。

幼いころの写真や作品、リフレッシュに作っていた粘土細工の人形や国民栄誉賞の盾などが展示されています。その他 町子が弟子入りした「のらくろ」の作家 田河水泡との交流も紹介しています。

 

2階 企画展示室 「漫画原画にみる1964東京五輪」(2020/10/10~2021/1/11開催)

前回の東京オリンピック開催の時期、長谷川町子は朝日新聞で「サザエさん」サンデー毎日で「エプロンおばさん」・「意地悪ばぁさん」を連載中でした。

オリンピックに湧く日本の変化や国民の様子をマンガのネタにして発表していたので その当時が生き生きと表現された貴重な作品が展示されています。

 

ちょっと風刺がきいた漫画も多く、じっくり読んで楽しめました。ご本人はオリンピックより海外旅行に関心があったようですよ。

1階 ショップ&カフェ

絵ハガキやTシャツ、マスキングテープなど売っていました。

「意地悪ばぁさんの梅干し味の飴」気になる~。

 

サザエさん公園

見学を終えた後、美術館の裏側にある世田谷区立桜新町一丁目緑地 通称「サザエさん公園」に寄りました。

小さな公園ですが 立派な松が生えています。昔は立派なお屋敷のお庭だったのでしょうか。

サザエさん公園

サザエさん公園

ここにはサザエさん・タラちゃん・ワカメちゃん・カツオくん・波平さんの銅像が並んで立っています。

サザエさん公園

後ろに見えるのが長谷川町子美術館です。

美術館から桜新町駅まではサザエさん通りがあり、街のあちこちで磯野家の人々に出会えます。

お時間のある方は ゆっくりと街を散策しながらサザエさんたちを見つけてはいかがでしょうか。

 

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