昔から保育の現場ではおなじみの絵本「ねないこだれだ」 小さい子には見やすい色使いのちぎり絵で、温かく ちょっとブラックユーモアーがあるこの本。
1969年11月発刊から ず~っと子どもたちに親しまれているロングセラーの絵本です。
【せなけいこ】
1931年 東京生まれ。(瀬名恵子での作品もあり)童画家の武井武夫に師事して絵を学び、「貼り絵」を表現方法として 雑誌の挿絵、影絵、紙芝居の仕事をしながら技術を高める。
日本銀行で働いている時は 影絵サークルに所属。1969年 絵本「にんじん」が出版社の目にとまり絵本作家としてデビューする。
代表作は「いやだいやだの絵本」「あーん あーんの絵本」「おばけのてんぷら」「めがねうさぎ」など。
夫は落語家(6代目 柳亭燕路) 落語の演目や息子・娘を育てる中でヒントを得た絵本が多くある。
目次
「せなけいこ展」
「ねないこだれだ」誕生50周年を記念して、2019年7月神奈川から始まり 全国で巡回開催中の「せなけいこ展」。
神奈川・北海道・大阪・広島・愛知は終了しましたが、現在は東京会場 松屋銀座8階イベントスクエアで2020年12月27日(日)~2021年1月12日(火)まで開催。
【今後の予定】
・岡山会場 2021年4月2日(金)~5月9日(日)
・静岡会場 2021年5月29日(土)~7月4日(日)
・栃木会場 2021年7月10日(土)~9月5日(日)
【展示内容】
「いやだいやだの絵本」シリーズ4作品 原画展示
「あーん あーんの絵本」シリーズ4作品 原画展示
そのほかにも 銀行員時代に活動していたサークルの影絵作品や、絵本デビュー前の挿絵なども展示。
様々な作品の「貼り絵」の質感が とてもよくわかって より作品が楽しめます。
「せなけいこ展」東京会場に行ってきました。
コロナの影響で そこまで混雑はしていません。展示品も触れないので ソーシャルディスタンスを心がけて鑑賞です。
残念なことに 入口から先は写真NG。大きな絵本のような展示や芝居茶屋の入り口のような模型。あちこちにそっと隠れているおばけちゃん。
絵本や紙芝居の原画は、文章がありません。でも 不思議と言葉が浮かんできます。慣れ親しんでいる証拠ですね。
ここでしか買えない絵本のグッズがたくさん。目移りします。
「めがねうさぎ」の一筆箋です。このお話は、息子さんがめがねを使用するようになって、作品が生まれたそうです。うさぎも2匹飼っていたようですよ。
おまけ
せなけいこさん 絵本作家デビュー50周年を迎えて おばけ絵本の最新作がでています。
せなけいこワールド全開の赤ちゃん向けの絵本です。うさぎやねこちゃん、おばけまで「いない いない ばぁ」とあやしてくれます。
大人には(ん?! かわいい??)と思うかもしれないけれど、貼り絵 独特の柔らかさが 赤ちゃんや小さい子の目を釘付けにしますよ。
「いない いない ばぁ」遊びについては 「赤ちゃんが大好き!成長に合わせた いないいないばぁ遊び」を参考にしてください。
昔からある絵本は 赤ちゃんが魅了されるパワーがあります。たくさんの「せなけいこ」さんの絵本の中から お気に入りが見つかるといいですね。