私が好きな絵本の1つに「わたしのワンピース」(作:西牧茅子)があります。
幼児教室はもちろんのこと、赤ちゃんとお母さんのおやこ遊びの機会で読むと、赤ちゃんは音を楽しみ、お母さんたちは懐かしく思い 人気です。
そんな 西巻茅子さんの展示会が 東京都調布市で開催されました。
目次
西巻茅子展「ラララン ロロロン ちいさなひとたち ありがとう」
メモ
開催場所:東京都調布市たづくり1階 展示室
開催日:2021年5月15日(土)~6月6日(日)
(当初は2021年5月15日~7月11日まで開催予定でしたが、コロナの緊急事態宣言のため 会期が短くなりました。)
ここの展示は写真OKということで、可愛い原画写真をいっぱい撮らせていただいたので、楽しんでください。
西巻茅子(にしまき かやこ)さん
東京生まれ、神奈川在住。東京芸術大学卒業後 リトグラフやエッチング制作をしながら幼稚園の一室で「こどものアトリエ」をはじめました。
今回は西巻さんのオリジナル作品のほか、絵を担当とした作品 「はけたよ はけたよ」や「ぞうさん」の原画が展示されていました。
「私のワンピース」(1969)
「ミシン カタカタ わたしのワンピースを つくろっと」
「ラララン ロロロン」はもちろんのこと この「ミシン カタカタ」っていうフレーズ 読んでいてワクワクします。
「わぁ あめが ふってきた」突然の雨は困っちゃうのに 雨の一粒一粒が優しい色で ちょっと安心します。
「あらら ことりが くさのみ たべにきた」 くすぐったそうな声 嬉しそうな声 はしゃいでる声
実はいろんな同僚がこの絵本を読んでいる時 ここのフレーズを聴くのがひそかな楽しみです。
「あいうえ おはよう」(2003)
全編刺繍で描かれたぬくもりを感じる作品です。「あいうえお」の言葉遊びが とても楽しいです。
「えのすきなねこさん」(1986)
実はこの絵本 知りませんでした。くろねこさんがなかなか本格的な絵を描いています。
第18回講談社出版文化賞絵本賞受賞の作品です。
東京芸術大学で学んだ西巻さんの絵のセンスが光っています。 動物さんたちもどこかで見たことあるような・・・身近に感じますね。
「はけたよ はけたよ」(1970)
自分でパンツをはきたくて、奮闘する男の子が可愛いです。
トイトレを始める準備や自分でやりたがる「イヤイヤ期」のお子さんと読むのにおすすめの1冊です。
その他の展示
「ちいさな きいろいかさ」「ぞうさん」「小さな星の子とやまねこ」など。
絵本の1場面で写真が撮れるフォトスポットもありました。
新型コロナウィルスで、西巻茅子先生の講演会が中止になって 本当に残念。
でも 素敵な絵本の原画をゆっくり見て ちょっと心はほっこりです。
家に帰ってから 早速スマホの待ち受けにしてみました。
これでうっとおしい ジメジメ梅雨も乗り切れそうです。