「むつ湾フェリー」は津軽半島の蟹田と下北半島の脇野沢を往復しています。
4月下旬から6月にかけて船上から、イルカの群れを見られる確率が高くなるようです。
半島に囲まれた航路のため波が穏やかで気持ちの良い航海を楽しむことができました。
目次
1 津軽半島の蟹田(フェリー乗り場)
「あたたかい風になるまで太鼓打つ」
太鼓はこの地方で古くから人気の楽器だったのでしょうか。
蟹田は「風のまち」と呼ばれています。
これは太宰治の小説「津軽」の一節「蟹田ってのは、風の町だね」のフレーズから来ています。
「津軽」は、太宰にしては明るい、精神的にも安定している時期に書かれた⼩説で、彼の精神の基底となっている⽣まれ故郷津軽を、慈しみ、愛する気持ちが素直に表れてとても良い小説です。
乗船までは「風のまち交流プラザ」で待ちます。
ここから、このフェリーに乗って下北へ渡ります。
出航直後
対岸に仏ヶ浦の茶色い崖が見えます。
船内の地図。
2022-7-5の集中豪雨では、津軽だけでなく、下北側も被害を受けました。
2 大太鼓の館
先ほどの句碑にも出てきた太鼓が沢山展示されています。
入り口にタイの打楽器クローン・エーが展示されていました。
最も大きいものは直径3.80m、胴の長さが4.52m、重さが3.5tもあります。
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