駿府城公園の二の丸堀をぐるっと回る葵舟に乗ってみました。
乗場は北門橋の東にあります。以前は巽櫓近くだったとのことです。
目次
1 北門橋の舟着き場
いざ出発です。
2 紅葉山庭園
右手に見えるのが、紅葉山庭園となります。
庭園の中はこんな感じ。
3 二ノ丸水路取水口
二ノ丸水路は、何度も折れ曲がりながら本丸堀と二ノ丸堀をつなげています。
物資運搬用の水路ではなく、城の防御施設の1つだと考えられています。
堀の向こう側の水路はこんな感じ。
二ノ丸水路は、現在も残る本丸堀(一部です)に繋がります。
4 東御門&巽櫓
東御門
東御門は、駿府城二ノ丸の東に位置する主要な出入口でした。
この門は、二ノ丸堀(中堀)架かる東御門橋と高麗門、櫓門、南・西の多聞櫓で構成される桝形門です。
東御門の前が安藤帯刀の屋敷だったことから「帯刀前御門」また、台所奉行の松下浄慶にちなんで「浄慶御門」とも呼ばれ主に重臣たちの出入口として利用されました。
東御門は、寛永十二(一六三五)年に天守閣、御殿、巽櫓などと共に焼失し、同十五(一六三八)年に再建されました。
復元工事は、この寛永年間の再建時の姿を目指し、復元したものです。
平成八年三月
静岡市
5 二ノ丸橋
6 坤櫓(ひつじさるやぐら)
坤櫓付近に来ると、東御門周辺よりも高い石垣に囲まれたように感じます。
これは東側よりも西側の標高が高いためです。
坤櫓は、二ノ丸南西の隅にある櫓で、1階、2階は7間×7間、3階は5間×5間の広さがあり、2層3階の構造となっています。
2階には堀側に石落としを設け、敵の侵入を防ぐ工夫がなされていました。
櫓は、防御の拠点や見張り場などとして建てられますが、坤櫓には、槍が保管されていることを記した古文書が存在し、武器庫としても機能していたことがわかります。
建物の復元は、宝暦年間(1750年代) の絵図資料を基に行なわれました。 発掘調査では、櫓の北東側の基底部分 (櫓台)に打ち込みハギの技法で積まれた石垣が角部分で約2.5mの高さで確認されました。
確認された石垣は、現在は埋め戻して保存されています。
坤櫓の北側の石垣は、地震で崩れ落ち、そのまま修復することなく土塁となっているところです。
7 堀の北側
8 再び北門橋
北万橋は、通常の舟の高さでは通り抜けることができません。
どうやって通り抜けたかは動画で確認ください。
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