「大和の神々の生まれた島 古事記の世界が残る、神社密度日本一の島 壱岐」
全国旅行支援を利用して、思い切って訪れてみました。
羽田から福岡空港へ(約2時間)
そして 博多港からジェットフォイル・九州郵船に乗って70分。
ほとんど1日かかって 壱岐・郷ノ浦港へ。
神々の生まれた島は けっこう遠いです。
目次
日本遺産 国境の島 壱岐島
壱岐島
福岡県と対馬市の中間地点で玄界灘に面し、福岡市博多港から郷ノ浦港まで西北に76キロメートル、佐賀県唐津東港から印通寺港まで北に41キロメートルの位置。
南北約17キロメートル、東西約15キロメートルのやや南北に長い亀状の島で、総面積は139.42平方キロメートル。
壱岐本島と23の属島(有人島4、無人島19)からなる全国で20番目(沖縄を除く)に大きな島です。
壱岐市は「魏志倭人伝」や「日本書紀」にも登場し、日本本土と大陸の中間に位置することから、古代からこれらを結ぶ海上交通の要衝であり、交易・交流の拠点でした。
特に朝鮮との関わりは深く、壱岐は弥生時代、海上交易で王都を築き、一方で国防の最前線としての役割も果たしてきました。
その後、中継地としての役割は希薄になっていきますが、今なお古代住居跡や城跡、庭園等は当時の興隆を物語り、
焼酎や麺類等の特産品、民俗行事等にも交流の痕跡が窺えます。
この歴史的特長から、「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」として平成27年4月に日本遺産第1号に認定されました。
人口:25,001人(令和4年11月末時点)
「神社密度日本一の島」として神社庁に登録されたものだけでも150を超える数の神社が存在する壱岐。
神々が宿る島として、最近は島内に点在するパワースポットが注目されています。
壱岐までの行程
出発地 【羽田 第2旅客ターミナル】ANA251便 11時25分発
福岡までくると天候はとりあえず大丈夫そう。
到着【福岡空港】 13:30着
12月なので福岡空港はクリスマス仕様。
タクシーで博多港に移動
博多港の第1ターミナル「ベイサイドプレイス」には素敵なアクアリウムがあり 待ち時間もあっという間です。
生演奏も素敵でした。
博多港から壱岐島 郷ノ浦港へ(約70分)
船内は7割ほどのお客さんです。
15:30博多港を出発して、郷ノ浦港に着いた頃には夕方でした。(16:50ごろ)
地元の子たちがダンスでお出迎え・・・と思いきや、前日に「ORANGE RANGE」のLIVEがあったようで、参加者のお見送りだったようです。
ホテルの送迎バスが迎えに来てくれました。しかし・・・郷ノ浦(ごうのうら)港のターミナルの真ん前でした。
徒歩5分です。(バスでも5分でしたが・・・)
ビューホテル壱岐
客室:和室21室、洋室2室、特別室1室 全室南向き
展望浴場「海原の湯」ラジウム泉(温泉石)
浴衣は部屋に行く前に1階で選びます。
今回はぐるっと壱岐を見て回るので、このホテルに2泊します。
廊下にオブジェと電子レンジ?!
![](https://fujisannoblog.com/wp-content/uploads/2020/05/90f80471d9f2632a5d72253a10468423-100x100.png)
部屋に入ると目の前に郷ノ浦港のターミナルが見えます。
広いお部屋ですが、残念 お茶葉が茶筒に入っていなかった。
インスタントコーヒーも常備なかったぁ。
離島だから仕方ないとあきらめて・・・・自動販売機で缶コーヒーを買いました。
ホテルの周辺
食事前にホテル周辺をお散歩しました。
駐車場すぐ横の階段に「春一番の塔」という案内板がついていたので、階段を上って丘の上に向かいます。
展望台がありましたが、松が生い茂って視界が悪いので、木のすき間から絶景を堪能。
玄海灘が見えて 良い景色です。
こちらが「春一番の塔」
キャンディーズの「春一番の作曲家の出身地?!」などと分からないまま 散歩を続けます。
塔のある丘の上は公園になっていて、地元の子たちが鬼ごっこをして遊んでいました。
こちら側は郷ノ浦の漁港です。
ホテルの裏側
夕飯の時間が近づいてきたので、ホテルへ戻りましょう。
ホテルから見える郷ノ浦港のターミナルも幻想的です。
2日目 朝の散歩
風光明媚ってこういう景色を言うんでしょうね。
堤防に「春一番発祥の地」とあり、春一番の謎が解けます。
「春一番」発祥の地
「春一番」という言葉は、この壱岐がルーツとされる。
1959年に出版された『俳句歳時記』(平凡社)に編者として関わっていた民俗学の大家、宮本常一(つねいち、1907〜81年)が、壱岐の調査に訪れ書きとめた言葉の一つ「春一番」。
「春一番(仲春)【解説】壱岐で春に入り最初に吹く南風をいう。この風の吹き通らぬ間は、漁夫たちは海上を恐れる。(宮本常一)」
俳句の季語として紹介された後 1960年代に報道機関が「春一番」という言葉を使い始めたが、はっきりした定義がなかったため、気象庁が「春一番」を定義
「2月4日ごろの立春から3月21日ごろの春分までの間に、日本海で低気圧が発達し、広い範囲(地方予報区くらい)で初めて吹く、暖かく(前日より昇温)、(やや)強い南よりの風(8m/s以上)。
(条件は地域ごとに違いあり。例:九州北部では風は7m/s以上など)
こうして「春一番」が定義されると、それが春の幕開けのように報じられることになった。
ホテルの食事
*初日の夜はお部屋で壱岐産の「ふぐ懐石」
左の茶色い食器は鍋かと思いきや、フグの石焼用。
フグはいろんなトッピングと共に食べ応えがあり 満足。
壱岐産のカキもプリプリで美味。
これがちょっと不思議なそば。
海藻が練りこんであるとか。ちょっと糸こんにゃくの様な見た目です。
麦焼酎発祥の地 壱岐。
大陸伝来の蒸留技法は500年の歴史を持つとか。飲まないわけにはいかないでしょう。
でも・・・小瓶にしときました。
*2日目の朝食
広間で朝食膳です。
ごはんが美味しくて おかわりしちゃいました。
*2日目の夕食はブランド牛「壱岐牛」を使った食事。
金色の器に入った壱岐牛は、焼いて食べます。
ステーキは食べやすくカットしてあります。
柔らかくて甘みがあって 美味しかったぁ。
青さの味噌汁 大好きです。
*3日目の朝食
何度も言いますが 壱岐のお米は美味しい。
ロビーに飾ってあった凧です。
壱州鬼凧(いしゅうおんだこ)(壱岐鬼凧(いきおんだこ))
壱岐伝統の絵凧。竹と和紙で作られ、鬼と武者との格闘のさまを描いている。
頭部の竹の弓にひも(かつては鯨のひげ、フグの皮などを使用)が張ってあり、あげると独自のうなり音がする。
壱岐には百合若大臣が鬼退治をしたという「百合若大臣伝説」が古くから伝わっており、この伝説をモチーフとしている。
魔除けのお守り、お土産として受け継がれている。
![](https://fujisannoblog.com/wp-content/uploads/2020/05/8883af36dbec3af9765a009e8cbdae02-100x100.png)
壱岐はちょっと遠いですが、素敵な風景に出会えると思います。
お泊りは「ビューホテル壱岐」いいですよ。