対象:お子さんはおとなと一緒に 1歳半ころから遊べます。 ボール作りは3歳くらいから。
ジリジリした日差しが和らぎ 少し風が心地よくなってくると 秋ですね。
みなさんのご近所の公園や神社・お寺には どんぐりの木がありますか?
秋になると子どもたちが拾ってきて 身近に感じる自然ですね。
いろんな場面で登場して、子どもたちには親しみやすいドングリなので、「保育のどんぐりシリーズ」をまとめてご紹介。
「どんぐりで遊ぼう①」では
「どんぐりで遊ぼう②」では
「どんぐりで遊ぼう③」では
今回は「どんぐりで遊ぼう②」新聞紙や不要なお知らせなどビリビリして遊んだ後 そのビリビリ紙を使って、「どんぐりボール」を作ってみましょう。
新型コロナでおうち時間が増えているので、ご家庭の遊びのヒントとして。
また 保育現場や集団の場での遊びにも使えますよ。
目次
1 新聞あそびをしよう
1-1 新聞紙がないときは 広報誌を使う
最近 子どもたちの講座で新聞遊びを取り入れようと思っても、なかなか新聞紙が集まりません。
お母さんたちに聞いても 7~8割のご家庭が新聞をとっていないようです。スマホやPCのウエーブNEWSで大抵の情報は入手できますしね。
さて新聞紙が無ければ、市や区の広報誌を使えますので、ぜひストックしておいてくださいね。
【材料】
・新聞紙や広報誌など素材の柔らかい紙 (何枚でもいいです。)
【準備】
・紙を破るので、あとで掃除がしやすいように物がない広めの場所
・破った紙を集める袋
1-2 新聞紙遊び いろいろ
【大きな折り紙として使う】
・くるくると巻いて長い棒にする。 ・お店屋さんのような帽子を作る。
・紙風船を折って ポンポンついて遊ぶ。 ・じゃんけんして 負けたら半分に折っていく。などなど
【やぶく・ちぎる】
・どっちが切れずに長くするか競争する。 ・体当たりしてやぶる。
・好きなようにやぶいて まくのを楽しむ。
・ちぎったあと 紙粘土にする。作り方はこちらに紹介しています。挑戦してみてくださいね。
「紙をビリビリ!水でひんやり!紙粘土&かたくり粉粘土で遊ぼう。こどもの五感を使った粘土あそび②」
いろいろな遊び方で遊んだあと 普通に袋に入れて終わるのも良いですが、今回はその紙を使って「どんぐりボール」を作りましょう。
2 どんぐりボールを作ろう
2-1どんぐりボールの準備
【材料】
・ビリビリ破った紙(新聞紙・広報誌など) ・B4くらいの大きさの新聞紙or広報誌
・ビニールテープ ・輪ゴム ・茶色のビニール(1辺20cm以上の四角形)・布ガムテープ
【事前準備】
・茶色のビニール
保育現場では「カラービニール」を利用します。衣装になったり、オレンジならハロウィンにも使えます。
家庭で1~2個作るなら どんぐりに少しでも似た色であればいいです。今回はお菓子屋さんの袋にしてみました。
・どんぐりの帽子(殻斗かくと)に使う布ガムテープを作っておきます。
ふつうの布ガムでもいいですが、オレンジ色などでも可愛いです。
シールの台紙に貼ると切りやすいですが、無ければ100均の工作マット(カッターシート)など1枚あると便利です。
2-2 どんぐりボール作り方
① B4くらいの新聞紙でビリビリした紙片を包みます。
② 包んで固めると 綺麗にまとまります。 これにビニールテープを十字に貼って 開かないようにします。
③ 茶色のビニールで紙ボールを包み、輪ゴムで留めます。
④ 輪ゴムできっちり止めたら 上の部分を切ります。(出来上がりが心配な方は あとから切っても良いです。)
⑤ 準備した帽子用のガムテープを 輪ゴムの結び目を中心に貼ります。(念には念を入れて 輪ゴムにもガムテを貼りました。)
これで 「どんぐりボール」は完成です。
・せっかくなので 可愛く 白のビニールテープで目をつけてみました。
・小さい「どんぐり坊や」も作りました。目はタックシールにしてあります。
工作の時のチェックポイント
①赤ちゃんが起きている時、そばにいる時は、なかなか落ち着いて準備は難しいです。
・誰かがいて お子さんを面倒見てくれている時。
・お昼寝中や夜の就寝後など ママのリラックスタイム。
*小さいお子さんと作る時は、危険なはさみ・カッターなどの下準備は事前にしっかりしておきましょう。
②小さい子はなめるだけでなく、歯茎や小さな歯で ガジガジと噛むのも大好きです。破れたり破損したりした時は捨てましょう。
遊んだ後は 除菌シートやアルコールスプレーで消毒しましょう。
*手作りおもちゃで遊ぶ時は、安全を確認して、見守りましょう。
2-3 おまけ
茶色のビニールがない場合 どんな色や柄のビニール袋でも けっこう可愛くできますよ。
【封筒を使ってみました】
どうしても紙はゴワゴワしてしまい、まとめた帽子部分が固く・太くなってしまいました。目は直接描けます。
【あそび】
・「どんぐりころちゃん」の歌に合わせて ぽ~んと投げてみる。
・どっちの手に入っているか遊び
・「どんぐりころころ」のように 床の上や段ボールを坂にして 転がして遊ぶ。
「どっちの手に入っているか遊び」は
「どんぐりで遊ぼう①」では、赤ちゃんのふれあい遊びから 小学生くらいの大きい子との遊び方」で紹介しています。
ちょっとぷっくりコロコロしたどんぐりボール 可愛いですよね。
ぜひ たくさん作って 「どんぐり家族」や「どんぐりの幼稚園」など お子さんとの会話 楽しんでくださいね。
次回は「保育のどんぐりシリーズ」のラスト
どんぐりで遊ぼう③ パネルシアター♪どんぐりころちゃん♪作り
そちらもお楽しみください。 ぬっぺ/Nuppe
追加で下記の記事もアップしました。
「どんぐりで遊ぼう④」 手作りおもちゃ どんぐり転がしゲームを作る
「どんぐりで遊ぼう⑤」 どんぐりのひっかき絵