半年ぶりに再開した東京大学総合研究博物館小石川分館の展示会に行って来ました。
アンデス文明で作られた音の鳴るボトルの特別展です。
ボトルは何のために作られたのか説明がありませんでしたが、音楽を楽しむのであれば、楽器ですが、そこまで多彩な音色を醸し出すことはできませんので、普通に考えると何らかの神事で、神聖な音として使われたのではと考えられます。
音の鳴る仕組みは、ボトルに水を入れたときや、ボトルを傾けたときに移動する空気が、陶器の中に複雑に形成された細い風路を通過し、その時に発音されるものです。内部に形成されたホイッスルという説明がきがありました。菅楽器は人の息で発音しますが、このボトルは水の移動で発音します。
音色は、実演されていたわけではないので実際には聞いていませんが、館内の映像で見た感じでは、オカリナと同じでした。
目次
1 場所と会期
展示会期:2020年9月24日[木] − 2020年11月29日[日] 月、火、水は休刊日です。
展示会場:東京大学総合研究博物館小石川分館/建築ミュージアム
小石川植物園に隣接しています。
2 音の鳴るボトル
アンデス文明はボトル型の陶器が充実しているという点が世界の諸文明の中でも特徴的とのことです。
ボトルの内部で水が移動するときに同時に空気も移動し、内蔵されたホイッスルの狭い気道を通過し、音が鳴ります。
今回の展示では、陶器の断面も併せて展示されています。
ボトルの上に形成された像は、おじさんか鳥でした。
このことから、アンデスの人たちが如何に鳥を神聖視していたかがわかります。
以下展示品の写真です。
動物像付きの笛吹きボトルです。
鳥像付き笛吹きボトルです。
こちらも鳥像付き笛吹きボトルです。
こちらも鳥像付き笛吹きボトルです。
おじさんの像です。
鳥像です。
おじさんの像です。
鳥の像です。
おじさんの像です。
棒を抱えるおじさんです。
おじさんです。
鳥の像です。
何の動物か分かりませんが、動物像です。
猿です。
断面でホイッスルの位置が首元にあるのがわかります。
ホイッスルの部分だけが展示されています。