冬の冷たさが緩んでくると桃の花の開花時期ですね。
3月3日は桃の節句「ひな祭り」です。女の子の健やかな成長と幸せを願ってお祝いをする日です。
まだまだ寒い冬ですが、お子さんと遊びながら 一緒におひな様を作っておうちに飾り、温かい春を迎えてみませんか?
今回は身近にある紙皿を土台にして、毛糸のひも通しをして作っていきたいと思います。
【ひも通し遊び】
・2歳を過ぎると少しずつ手先が器用になり、集中して遊ぶ姿が見られるようになります。しかし まだまだ気分にムラがあり、自分が思ったようには手先は動きません。
ひも通し遊びは、「小さな穴に ひもの先を通して、ひもを引っ張り上げていく」目・両手先を使う高度な動作です。
穴をじっと見て、繰り返してひもを通すことで 両方の手指の発達を促し、集中力が養われていきます。
・はじめのうちは、
①大人がひも先を穴に通してあげて、子どもが引っ張り上げる。
次に
②子どもが穴にひもを通したら 大人がひも先を少し引っ張ってあげて、子どもがひもを引き上げる。
これを繰り返していくうちに、「ひもを通す」動きを覚えて、両手を使って自分で行えるようになっていきます。自分でできることで、達成感とともに自信もつけていきます。
目次
1ひな飾りの土台作り
1-1紙皿で土台の形を決める
今は色々な大きさや形の紙皿があります。100均をのぞいて探してみましょう。(家に色紙や厚紙があればそれを代用しても可)
このまま利用するものと、ちょっと切ったものも作りました。そして ひもを通すパンチで穴をあけます。
1-2ひも通しをする
今回は毛糸を使ってみました。
毛糸を30~40㎝くらいの長さに切り、先にテープを巻き針のように固めます。もう1方はかた結びをします。
「下手の長糸」って言いますよね。長すぎるとお子さんが引っ張り上げることができなくて、毛糸がゆるんだり・絡んだりしてしまいます。
紙皿の裏にかた結びをした先の毛糸を留めてスタートです。
【Ver1 丸型 毛糸2本】
30cmくらいの毛糸ですと紙皿1周には足りないかもしれません。その時は2本目を作って、同じように先をテープ留めしましょう。
1色でも可愛いですが、今回は2色使ってみました。出来上がると表はこんな感じになります。全体のラインがしっかりつきましたね。もっと濃いピンクがあれば良かったんですけど・・・買えませんでした。
【Ver2 バスケット型 毛糸1本】モコモコの毛糸です。毛糸30㎝で足りました。
【Ver3 バスケット型 穴いっぱい】お子さんの好きなようにひも通しさせると 芸術的になりますよ。
【Ver4 六角形紙皿】
1方通行で「上から下に通す」を繰り返すと 流れるような縁取りができます。可愛い毛糸があったので、下穴3つに通してみました。
ユラユラ揺れて可愛いですよね。【Ver5 毛糸を巻く(おまけ)】
ひも通しだけでなく、毛糸を巻く形も作ってみました。紙皿の裏に両面テープを貼ってから順番に毛糸を巻いていきます。
巻く毛糸はモコモコタイプがスキマができにくくて、可愛くなりますよ。
2 おひな様を貼って、壁飾りを作る
2-1おひな様・飾りを作る
・今回は紙皿が小さいので、バスケット型の土台用には折り紙を少し小さく切ってからおひな様を作りました。
作り方は、「桃の節句① 簡単!かわいい! お雛様を作ろう」を参考にしてください。
・【ぼんぼり】 両面の色紙があったので折ってみました。
・【桃の花】 いろいろな大きさ・色で作りました。シールを貼ったり、マジックや色鉛筆で描いてもいいですね。
花の作り方は 「覚えておくと使える 星☆・桜・花など五角形が基本の切り紙の作り方」に掲載しています。
2-2土台におひな様・飾りを貼って完成
【Ver1】
【Ver2】
【Ver3】
おひな様を千代紙で作ると素敵ですが、普通の折り紙でも十分可愛くできます。
【Ver4】
【Ver5】
どれも可愛い壁飾りで、どの形にしようか迷ってしまいますね。
まだまだ外は寒くて なかなか公園遊びは長く遊べないので、おうち時間を使って じっくりと「毛糸のひも通し」楽しんでくださいね。
お子さんもご家族も すこやかに楽しい日々が過ごせますように。
下記にも他の種類のお雛様の作り方を掲載しています。