クリスマスの時期が近づくとキラキラと輝きだす横浜。
大きなツリーや神秘的なイルミネーションも素敵ですが、今年はいつもとは違う中華街のイルミネーションを楽しんできました。
目次
春節燈花(しゅんせつとうか)
中国では旧暦の正月を「春節(しゅんせつ)」といい、中華の伝統文化行事の中で最も大切にされ盛大にお祝いする風習があります。
横浜中華街でも中国同様の「春節」を楽しめるよう1986年より「春節燈花」を開催しています。
各通りでは春節ならではのランタンや赤い提灯、イルミネーションが連なり、街全体が中華文化で縁起が良いとされている赤と金色を基調とした華やかなイルミネーションで演出されます。
2021年のテーマは“「原点回帰」中華の伝統行事を継承し、感謝の気持ちを改めて感じつつ初心を忘れない”。
中華街大通りと関帝廟通りの2つのメイン通りには、強さと幸運をあらわす「百節龍」と「 五十節 龍」が頭上から見守ります。
黄金色に光輝く龍が、横浜中華街を訪れる人たちの「新型コロナウィルスに負けない心」を後押しし、多くの幸せをもたらしてほしいという願いが込められています。
メモ
【開催期間】2021年11月1日(月)~2022年2月28日(月)
【時間】16:00~23:00 ※一部の灯りは25:00まで
ちなみに 2022年の春節は2月1日(火曜日)
ランタンオブジェ
*加賀町警察署前の交差点にあった「財神」
*山下町公園の「龍」と「鳳凰」
とってもきれいです。山下町公園にはちょっと休憩できる中華風のあずまやがあります。
2022年1月15日~29日に山下町公園では「ランタンオブジェパビリオン」を開催するそうです。
「龍」と「鳳凰」だけでなく「西遊記」のストーリーに合わせたランタンが飾られ、高さ5メートルの迫力あるランタンも楽しめるようですよ。
【おまけのソフトバンクおとうさん】
中華街のインフォメーション・センター「ChinaTown80」前にお父さん犬が光っていました。
いい感じで 道行く人を見守っています。
横浜媽祖廟
横浜媽祖廟は道教の神様を祀る廟で、正式な名称は「横浜大天后宮」です。
道教では歴史の中で実在した人物が亡くなったあと天に昇って神になります。
媽祖は道教の神々の中で位の高い女神であり、最も人気のある崇拝神の一人です。
廟の中は見学¥100 参拝する方は受付で線香と金紙を購入して、係の人に教えてもらいながら祈ります。
廟内では神筈 (しんばえ) によるおみくじをひいて、占いをしていました。(内部は撮影禁止)
関帝廟
中国の神話では、ここに祀られている玉皇上帝(ぎょくこうじょうてい)はすべての神の君主であり、天と地の統治者です。
世界の平和と、人の生活にかかわるすべてのことを守ります。
道教の称号「関聖帝君」(関羽様)と呼ばれることが多い主神は、しばしば赤い顔で描かれる武神であり、苦難に立ち向かう誠実さ、強さ、勇気、そして慈悲の象徴です。
関聖帝君は古代中国で広く使われた算盤の発明者でもあり、金運の神様としても崇拝されています。
日本の狛犬とはちょっと違う姿ですが、お金つきの珠の狛犬も可愛いですが、親子のほうも愛らしいです。
今宵のディナーは老舗の聘珍楼
創業百三十余年。日本に現存する最古の中国料理店といわれる聘珍楼。
初訪問です。
おまかせコースだったので、何が出てくるかはお楽しみ。
ゆったりとしたBOX席は グループでゆっくりと食事や会話を楽しめておすすめです。
前菜の盛り合わせ、干し貝柱、筍、椎茸入りフカヒレスープ、海老のチリソースとマヨネーズソースの紅白仕立て、北京ダックなどなど お腹いっぱいになりました。
ランチはお手頃値段ということなので、また訪れてみたいお店です。
人気店の行きたい中華のお店がある方は予約が必須です。
ただ・・・美味しそうな肉まんや甘栗など 食べ歩きも中華街の楽しみなので けっこう葛藤します。
数年前に行ったときには見なかったタピオカ店や台湾の屋台でよく見かける大きな唐揚げ「大鶏排(ダージーパイ)」「炸鶏排(ザージーパイ)」、いちご飴屋さんがあちこちにありました。
コロナ禍で店内での食事を敬遠する観光客が多いので、歩いて飲食できるメニューは良かったのかも。
横浜中華街の春節燈花 おすすめですよ。