夏が近くなると 大人は(また あの蒸し暑い夏が始まるのか・・・)とげっそりしますが、子どもたちは元気はつらつです。
草木が育つように 子どもたちの成長を感じる夏です。大人がちょっとサポートしながら洋服の脱ぎ着にチャレンジしてみましょう。
目次
赤ちゃんからちょっと成長の1歳半~2歳のこども
歩くのが上手になって 行動範囲が広がると 自由になった手でいろいろなものをつまんだり・拾ったり、時には引き出しまで引っ張って物を出したり・・・。
(早く歩いてくれないかなぁ)と心待ちにしていたはずのお母さんでさえ、目を離せないお子さんの動きにハラハラしますね。
まだまだ未熟ですが、(自分で触りたいものに触る)嬉しさと指先の動き、そしてその感触のおもしろさは、刺激となってお子さんの意欲や集中力を育てていきます。
身近にいるお父さんやお母さんの様子や動きもよく見ていて、真似っこをしながら 日常生活の決まりを覚えている時期でもあります。
【練習あそび】
スタイ型のエプロンの紐部分をゆるめのゴムに付け替えて、自分で首を通してつけるようにする。
赤ちゃんにやさしい安心スタイハンドタオルにゴムを通して、下だけ折り返してポケットを付けるエプロンは簡単に作れます。
注意
・ゴムやひも状のもので遊ぶことは危険がともないます。大人の見守る中で安全に遊ばせてあげましょう。
・シュシュは子どもの手足が入れやすいくらいの 程よい大きさにしましょう。(大きすぎはかぶろうとするので 危険です。)
シャツを着てみよう
帽子をかぶったり、時にはおもちゃのかごをかぶったり・・・。手で持ったものを頭にかぶるのが上手な1歳さん。
2歳近くなると身近なことを自分でやってみたくなります。
まずは 自分でシャツを着てみましょう。*お子さんの成長に合わせて、様子を見ながら手助けしてあげてください。
少しゆったり目の首周りのTシャツを選んで 頭を入れる位置を見せて 両手で持てるように渡します。
頭を上手に出せたら いっぱいほめてあげましょう。
前部分の絵柄を見せながら Tシャツの前後がわかるように声掛けします。
袖口を探すのは少し難しいので、服の袖先を上に持ちあげながら「おてても出てくるかな」と誘導します。
両手が通せたら いっぱいほめてあげましょう。できたときの嬉しさが、次の「やってみよう」につながります。
ズボンをはいてみよう
まだまだオムツでも、ちょっと自分ではいてみたいお年頃。
ひとりでズボンをはいてみましょう。夏の薄いゆったりズボンは練習にピッタリ。(パンツ型のおむつやパンツでもいいですよ)
お子さんは座わって、ズボンの前後を一緒に確認しながら はく向き(前が上)にして目の前におきます。
お子さんがズボンのウエスト部分を両手で持ち、片方の足を入れたら、その方向(右左)ズボンのすそをもって「こっちだよ~」と促します。
片方の足が通ったら 大げさなくらいほめましょう。
続いて もう片方も同じように誘導しましょう。
両足が通ったら立ち上がって ズボンを引き上げます。ここは少し難しいので、お子さんの頑張っている様子を見ながら こっそり手を貸してあげましょう。
ポイント
・バランスを崩して 後ろにひっくり返りそうなときは、おとなが座って、おとなの体にお子さんの背を当てながら はいてみるといいですよ。
・はじめのうちは大人が足を開いて座って、その間に入れて練習すると つかむ場所・ズボンを引っ張るタイミングなど声掛けがしやすいです。
お子さんは遊びながら 日常生活をしていく土台作りをしています。
(じぶんでやってみたい)気持ちを大切に 無理強いはせずに、自然な形で楽しく取り入れてくださいね。