津軽半島の先端を訪れるのは2回目です。
前回は真夏に来たにもかかわらず随分寒い思いをしたので、防寒用の服を用意して行ったのですが、当日は素晴らしい青天で、暖かく雄大な景色を満喫できました。
目次
1 龍飛岬
津軽海峡を挟んで北海道の松前半島が見えます。
この下を青函トンネルが通っています。
津軽海峡は北海道南端と本州北端との間にありますが、海峡の中央部分は日本の領海内にもかかわらず公海とされており、国際法上は外国艦艇でも自由に通過できるようになっています。
防衛上の問題は発生しますが、日本の港への寄港促進という経済性を優先しているということになります。
同様な公海海域は、宗谷海峡、対馬海峡、大隅海峡があります。
ロシア艦船などが通航することもあり、それらの警戒監視のために海上自衛隊の竜飛警備所(入口の表札に”竜”の字が使われていたのでここだけ竜を使います)が置かれています。
龍飛岬の突端には自衛隊のレーダーがあります。
2 龍飛崎灯台
日本の灯台50選にも選ばれている竜飛崎灯台は、龍飛崎先端の10m位手前にあります。
立入禁止の表示やフェンスで締め切られていないので敷地内には自由に出入りできそうでしたが、敢えて入る人もいませんでした。
10年前の2011年8月に来たときは、イベントで灯台の内部見学会が開催されていました。
海上保安官の制服の試着し、写真を撮りました。
灯台の中はかなり密になるのでコロナ禍の最近は見学会は開催してないのかな。
龍飛埼灯台は、対岸の白神岬灯台と共に海上交通の要衝である津軽海峡の西側玄関口に位置する重要な灯台であり、 昭和7年(1932年)7月1日点灯して以来、船舶の安全航行に大きく寄与しております。 これからも数多くの船人の命と貴重な財産を守るために、毎夜美しい光を沖行く船に投げ掛け続けるよう祈念するものであります。この施設の異常を発見した場合や、何かお気づきの点がございましたら、 下記の管理事務所までお知らせください。
3 津軽海峡冬景色の歌碑
石碑についているボタンを押すと石川さゆりさんの歌「津軽海峡冬景色」が流れます。
龍飛崎から少し下った場所に建っています。
この辺りは昔の小中学校が建っていたとのことです。
4 階段国道
津軽海峡冬景色の歌碑のすぐ近くから、日本で唯一の階段国道があります。
なぜ、車もバイクも通れない道が国道に指定されたのかですが、バスガイドさんの説明によると、現地を見ないで地図だけで小中学校のあった場所までの道を指定してしまったからだとのこと。
ネットではどうやら朝日新聞のタレコミが元になっているようですが、記事の真偽の程は定かではありません。
いずれにしても、その結果、立派な観光地になったのですから地元としては願ったり叶ったりでしょう。
下りてみます。
この辺りが平地で百葉箱のようなものがあります。
ここで、歩行記念の紙に自分でスタンプを押して記念として持ち帰ることができます。
階段は漁港まで続きますが、この辺りで引き返しました。
5 奥津軽いまべつ駅
奥津軽いまべつ駅はJR北海道の管轄する旅客駅で、青函トンネルの竜飛口から約6km の地点にある本州最北端の新幹線停車駅です。
青森県東津軽郡今別町にあります。
バスツアーの同乗者がトイレ休憩を要求したため、突然立ち寄りましたが、乗降客らしき人は見当たらず閑散としていました。
ここが、本州側の青函トンネルの入り口。
右に見えるコンクリートがそれです。
6 龍馬山義経寺
バスの窓から撮った写真です。
丘の上の建物が、数ある源義経伝説の一つが伝わるお寺です。
義経は、奥州平泉の衣川で自刃したといわれていますが、その死に関し様々な疑問が残っています。
この寺は、実は逃げ延びてこの地までたどり着き北海道に逃げ延びたという噂の場所です。
ここには義経が祈りを捧げたという観音像が安置されています。
龍飛岬までの道は狭く大型バスが通行するのは大変な所でした。
2022-7-5に集中豪雨があり、がけ崩れがいたるところで発生したため、普段は使わない所を通行したルートもあったようです。
イレギュラーな道で走行してくれたバスの運転手さんとガイドさんに感謝です。