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東京スイソミル:水素社会を学ぶ体験型展示施設

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東京スイソミルは、江東区潮見にある水素エネルギーの普及を目的とした体験型展示施設です。「目に見えない水素を『見える化』する」をコンセプトに、地球温暖化対策の切り札とされる水素の役割や最新技術を楽しく学べます。

私たちの暮らしとエネルギー

私たちの便利で快適な暮らしは、 たくさんのエネルギーを使うことで成り立っています。私たちが住む東京でも、 たくさんのエネルギーが使われています。

日々使っているエネルギーたち

私たちは朝起きてから夜寝るまで、 また寝ている間も様々なエネルギーを使用しています。

何気なく利用しているテレビやスマートフォン (携帯電話)、 移動するために乗る車や電車

など、 私たちの身の回りはエネルギーを使うものであふれています。

都道府県別エネルギー消費量

私たちが暮らす東京は、 日本で一番人口が多く、都市化も進んでいるため、エネルギー消費量が他の都市に比べて多くなっています。

 

私たちの日本とエネルギー

日本は、エネルギー資源の多くを海外から輸入しています。 石炭や石油、天然ガスといった化石燃料などのエネルギー資源を、日本はほとんど持っていません。エネルギー資源を輸入に頼っているというのが現状ですが、 この状態をこのまま続けていけるのでしょうか。

 

化石燃料エネルギーの大量消費がもたらす気候危機

私たちは、日々大量のエネルギーを使って生活していますが、 石炭や石油、 天然ガスなどの化石燃料を燃やすと、燃焼の際に二酸化炭素(CO2) を排出します。

二酸化炭素には温室効果があるため、 化石燃料をエネルギー源とすることは地球温暖化の原因になっています。

地球温暖化の影響は地球の気候そのものにまで及んでおり、世界のあらゆる場所で「気候危機」と言われる深刻な問題が引き起こされています。

 

化石燃料に代わるエネルギー資源は何だろう?

エネルギー資源は、 化石燃料と非化石燃料に分類できます。

化石燃料には石油、石炭、 天然ガスがふくまれます。

また非化石燃料には太陽光・風力・水力・バイオマス燃料を利用する再生可能エネルギーと原子力などがふくまれます。

エネルギー資源の長所と短所

エネルギー資源にはそれぞれの特徴がありますが、 気候危機をこれ以上深刻にしないため、 使っても温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーをできるだけ活用していく取組みが進められています。

注目のエネルギー、水素とは?

水素は、地球上で一番軽い気体です。 また、無色・無臭で、味もしません。 水素は気体で存在しますが、-253℃まで冷やすと液体になります。

さらに、 様々な資源にふくまれており、地球上にたくさんあります。

水素は酸素があるときに火をつけると燃えます。

空気中4%~75%の水素濃度で燃焼しますが、特定の条件が揃うと爆発といった現象が起こります。

 

水素エネルギーの3つの特徴

水素エネルギーは、大きく3つの特徴を持っています。 1つ目は、エネルギーを使う際に二酸化炭素ではなく水を出すこと。

2つ目は、地球上の様々な資源からつくることができること。

3つ目は、エネルギーを水素に変えて大量に長期にためることができること。

この3つが、今までのエネルギー問題の解決につながる重要な項目になるのです。

水素からエネルギーをつくる

水素と酸素を反応させると電気 ・ 熱と水が発生します。 この電気や熱は、エネルギーとして利用できます。

水素社会の実現のために

水素社会を実現するためには、 水素をつくり、つくった水素をためて、つかう場所まで水素をはこび、それをつかう、という一連の構造を整備する必要があります。

 

水素をつくる

水素をつくる方法はいくつかあります。

石油や石炭等の化石燃料から水素をつくる方法や、木くずや生ごみ等のバイオマスから水素をつくりだす方法。 また、水の電気分解でつくる方法では、太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーを使うことで二酸化炭素を出さずに水素をつくることができます。

 

水素には

「色」がある?

水素エネルギーは、利用段階で二酸化炭素を一切出さないことに加え、 地球上の様々な資源からつくることができるのが特徴です。

 

グリーン、ブルー、グレー・・・ 水素そのものは無色透明ですが、 製造過程の違いにより色で表現されることがあります。

特にグリーン

水素は製造過程で二酸化炭素を出さないため、脱炭素化に向けて最も期待されています。

水素をためる・ はこぶ

できた水素は必要な時までためておきます。

その際、 気体の状態で圧縮してためる方法と、-253℃に冷やして液体にしてためる方法等があります。 ためた水素は、 液体と気体のそれぞれの状態に応じた形で、利用場所まではこばれていきます。

水素をつかう

水素は、最終的な利用に合わせて提供されます。 その中でも、特に燃料電池自動車等で利用するため、 水素ステーションが必要になり、各地で水素ステーションの整備が進んでいます。

 

都市でさまざまに利用される水素

水素は、家庭用燃料電池等を通して各家庭でエネルギーとしてつかわれたり、燃料電池自動車をはじめとした、 乗り物を動かすためのエネルギーとしてつかわれたりしていきます。 カーボンニュートラルな社会の実現に向け、水素エネルギーが暮らしの様々な場面で安心・安全に活用されることが目標となっています。

水素で走る究極のエコカーミライ

燃料電池自動車「ミライ」 から排出するのは水だけ。 だからとってもクリーン。

CO2(二酸化炭素)や有害なガスも出さずに静かに走るよ。

さらに燃料電池は発電機だから、 家や電化製品に電気を供給することもできるんだ。

 

外部給電器とは
燃料電池自動車でつくったためた電気を家庭用電源に変換できる機器です。燃料電池自動車や電気自動車等から、 電気を供給することができる災害時等の非常用電源として利用できる燃料電池自動車の水素タンクが満タンに充填されている場合、一般家庭のおよそ4~5日分の電気が供給できます。
高品質・良質な電力のため、非常時には医療機器にも電気を供給することができます。

駆け足で見学してきました。

展示も変わるでしょうから、次回はもう少し余裕を持って見学しようと思います。

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