【対象】 遊ぶ:あんよが出来る1歳半ころ~ 作る:大人が手伝えば2歳~ 、保育者、子育てサークルなど
みなさん 銀行や役所などから送付される封筒 どうしていますか?
私は結構 ストックしていて、工作に使ったり レシートを分けたり再利用しています。
今回はおうちにあるものを使って、「封筒で作るバッグ」を紹介します。少し大きめの封筒なら どの大きさでも作れますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
工作の時のチェックポイント
①小さなお子さんが起きている時、そばにいる時は、なかなか落ち着いて準備は難しいです。
・誰かがいて お子さんを面倒見てくれている時。お昼寝中や夜の就寝後など 余裕のある時に準備をしましょう。
*小さいお子さんと作りたい時は、危険なはさみ・カッターなどの下準備は事前にしっかりしておきましょう。
②小さい子はなめるだけでなく、歯茎や小さな歯で ガジガジと噛むのも大好きです。破れたり破損したりした時は捨てましょう。
遊んだ後は 除菌シートやアルコールスプレーで消毒しましょう。
③今回はひもを使っています。首にかけたまま 遊具で遊ぶことはやめましょう。
*手作りおもちゃで遊ぶ時は、安全を確認して、見守りましょう。
目次
1 バッグ作りの下準備
お子さんとの工作で1番大切なのが下準備です。これが出来ていれば ほぼ90%は出来上がったも同然。がんばりましょう。
1-1 材料&道具
・封筒(今回はB5サイズのもの利用) ・リボン、毛糸など(カバンひも用) ・色画用紙、不織布、包装紙など(かばんのふた用) ・モール・ワイヤータイ*など(留め金用)
・シール ・クレヨン、色鉛筆など(お絵かき用) ・セロテープ ・クラフトテープ ・両面テープorのり ・はさみ ・定規 ・穴あけパンチ
*ワイヤータイはパンやクッキーなどについている 針金のねじねじです。ワイヤータイと言われるほかに、・ラッピングタイ・ビニールタイ・エスタイとも呼ばれています。
1-2 かばんの形つくり
① カバンの底にする広さを決める。(今回は4cm幅にしました)
サイドと底の部分を折る。
② 前後に折り返しをしてから 折り目をつけて、中心を谷折りにして 折り込む。(両サイド)
③ 底の部分は開いて、テープorクラフトテープを貼ってとめる。
④ カバンの高さを決める。(今回はB5の封筒で15㎝)
⑤ まちの部分、ふたの部分、カバン前面の部分に切り込みを入れる。
注意:あとで折り曲げるので切り落とさないでね。
⑥ まち部分、前部分は4~5㎝に切る。まち部分はクラフトテープで補強する。
⑦ のりや両面テープで中に折り込んで貼る。
⑧ 折り込んだマチの部分に ひも通しの穴をあける。
⑨ この時点で完成でもOKです。この場合ふた部分は同じ色になります。(オレンジや水色のカラフルな封筒でもいいですね。)
⑩ ふたの色を変えたい場合は、色画用紙や不織布、包装紙などをふたに合わせて切りましょう。そのまま同じ大きさのふたの場合はふたの裏側は茶色になります。今回はのりしろ分を残して元の封筒部分はカットしました。
⑪ ふたの色画用紙も1㎝だけ 折ってあります。開け閉めのとき より丈夫になります。のりや両面テープで貼り合わせます。
2 子どもと一緒に バッグ作りをしよう
もうほとんど出来上がっていますが・・・・。ひもを通したり、バッグを飾りましょう。
これはどちらが先でもいいです。 今回は形つくりをしてから飾りました。
2-1 バッグのひもを通す。
① ひもはリボンでも毛糸でも良いです。もちろん カラーひもでもいいです。
先はテープで穴に入れやすいように まとめておきましょう。
ポイント
・器用に手先を使って穴に集中しながらひもを通す動作は、こどもにとって とても高度な動きです。
穴を通した後 裏側に出た先を引っ張らないと 穴は通りません。はじめは大人が ひもの先をひっぱってサポートしてあげましょう。
穴を通して、引っ張り上げた時 この動作の達成感があります。ぜひ そこはお子さんに経験させてあげてください。
・日ごろから トイレットペーパーやストローを切ったものなどで ひも通し遊びをしましょう。
靴ひもや事務用の黒いつづりひもなどは 先が固めて棒状になっているので つまむ手先の位置が安定してやりやすいですよ。
ひもの後ろは ストローなどを1つ通してしばっておくと 通したものが外れてがっかりすることが無くなります。
集中力アップ! 手先の細かい動きをうながす「ひも通し」おすすめです。
手芸用のひもは色落ちが少ないようです。
② バッグの外側から通します。内側で1度 結び目を作りその上にテープを貼ります。(結び目が留めとなり、抜けにくくなります。)
③ 留め金用のモール・ワイヤータイをねじってからテープで貼ります。長さはカバンの底に曲げると引っかかるくらいです。
2-2 バッグを飾る
【シールやテープを貼る】
シールやテープは、使っていい分だけ台紙に貼っておきます。
まだ台紙から剥がすことが上手くいかない小さなお子さんには、はしを少しめくったり、手の甲に貼ってあげると取りやすいです。
【マジック・クレヨン・色鉛筆で絵を描く】
どんな絵を描いてもお子さんの作品です。好きなように自由に描かせてあげましょう。
2歳くらいのお子さんになると 描いたものに名前を付けます。子どもとのやりとりも工作の楽しみの一つです。
【ふたを包装紙や不織布にして 柄を利用する】
3 まとめ
さぁ 完成です。自分だけのバッグは格別に嬉しいものです。
おせんべいやキャンディー、ハンカチやティッシュを入れてお散歩したり、おうちで紙のお金を作って、買い物ごっこをして遊んでも楽しいですね。
大きさによっては、マスク入れにしてもオシャレです。小さな絵本を入れて プレゼントにもぴったりです。
今回は家の中にあるものを使って バッグ作りをしてみました。これから封筒でのお手紙が楽しみになりますね。
バッグ作りについてはこちらにも記事があります。
ぬっぺ/Nuppe